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電動歯ブラシは歯ブラシより効果がある?メリットや正しい使い方のポイントを解説

電動歯ブラシ

電動歯ブラシを使用してみたいと思ってはいるものの「本当に電動歯ブラシは普通の歯ブラシより効果があるのか」と気になっている方は多いでしょう。

当記事では、電動歯ブラシの効果、メリット、デメリット、使用の際のポイントについて解説します。電動歯ブラシについてくわしく知りたい方は、ぜひお読みください。

電動歯ブラシは歯ブラシより効果がある?

電動歯ブラシと普通の歯ブラシは「絶対にどちらの方がよい」と一言でいうことはできません。電動歯ブラシには、メリットもあればデメリットも存在するためです。

電動歯ブラシが持つメリットとデメリットについては、以下でくわしく解説していきます。それぞれを比較しながら、自分はどちらを使うべきなのか検討してみましょう。

電動歯ブラシのメリット

電動歯ブラシの主なメリットは、以下の3つです。

  1. 汚れを落としやすい
  2. 手が疲れない
  3. 歯磨きの時間が短くて済む

①汚れを落としやすい

電動歯ブラシは素早い速度で振動するため、よりしっかりと歯の汚れを取り除きやすいという特徴を持っています。

また音波が出る音波歯ブラシの場合、音波を発生させることで、毛先が触れていない部分の汚れまで取り除く効果が期待できます。通常の歯ブラシと人の手では再現できない動きにより、従来よりも汚れを落としやすくなるでしょう。

②手が疲れない

電動歯ブラシは自動で振動するため、自分の手でこする必要がなく、簡単かつ楽に使用できるというメリットを持っています。歯の表面に沿ってゆっくりと移動させるだけで磨けるので、力を入れすぎて疲れる心配がありません。

お年寄りや子どもなど、力が強くない人であっても疲れずきれいに磨きやすいといえるでしょう。

③歯磨きの時間が短くて済む

9時を指す目覚まし時計

手動の歯ブラシでしっかりと磨こうとした場合、5〜10分ほどの時間をかけて磨き続ける必要があります。対して電動歯ブラシの場合、2〜3分磨いただけでもそれなりにしっかりときれいにすることが可能です。

短時間できれいにしやすいため、電動歯ブラシの使用で時間の節約になります。加えて「磨く時間が不十分なため歯垢が残った」という結果に陥るリスクも抑えやすくなるでしょう。

電動歯ブラシのデメリット

電動歯ブラシには、以下のようなデメリットも存在します。

  1. 価格が高い
  2. 充電の手間がかかる
  3. かえって口内を傷つける可能性がある

①価格が高い

500円玉二枚

価格が高いのはデメリットの一つです。
常の歯ブラシは一番安くて100円でも購入できますが、電動歯ブラシの場合、1,000円以上の価格が設定されているケースがほとんどです。質の高いものであれば、1万円を超える場合もあるでしょう。

さらに、電動歯ブラシは電気・電池代も発生します。加えて、ヘッド部分は定期的に交換する必要があるため、ヘッドを購入する際にもお金がかかります。

②充電の手間がかかる

USB充電器

充電式の電動歯ブラシの場合、定期的に充電をする必要があります。充電を怠ると電動歯ブラシとしては使えなくなってしまうため、毎回忘れずに充電をしなければなりません。

対して電池式の電動歯ブラシであれば、充電はしなくてよい上に、持ち歩きも簡単になります。しかし、維持費用を考えると充電式のほうが得だといえるでしょう。また電池式の場合、突然切れてしまうケースにも備える必要が出てきます。

③かえって口内を傷つける可能性がある

電動歯ブラシを使用する際は、歯に触れさせた状態でゆっくりと動かすのがポイントです。通常の歯ブラシを使用していた方の場合、つい力をこめたり、激しく動かしたりしてしまうこともあるでしょう。

電動歯ブラシを手動の歯ブラシのように使用すると、歯に過度な力が加わり、かえって口内を傷つける可能性があります。場合によっては、歯肉が傷ついたり、歯の表面が削れてしまったりすることにもなりかねません。

口内を傷つけないよう、慎重に使用する必要があります。

電動歯ブラシを使って口内を清潔に保つポイント

電動歯ブラシを使用する場合、以下のポイントを意識することで、より口内を清潔に保ちやすくなります。

  • ブラシのヘッドは適切なタイミングで交換する
  • デンタルフロスも活用する
  • 歯科医院で使い方のレクチャーをうける

それぞれについて、以下でくわしく解説していきます。

ブラシのヘッドは適切なタイミングで交換する

1つ目のポイントとして、ブラシのヘッド(ブラシがついた部分)は適切なタイミングで交換するようにしましょう。ヘッドの交換時期はメーカーによって異なりますが、ほとんどの場合最低でも3ヶ月が目安となっています。毛先が開いていなくても、交換時期になったらヘッドの交換をおすすめします。多くの歯科医院では1ヶ月を目安に交換を勧めています。

デンタルフロスも活用する

2つ目のポイントとして、口内清掃の際にはデンタルフロスも活用するようにしましょう。デンタルフロスとは、細いナイロンの繊維がついた口内の掃除道具のことです。デンタルフロスを用いることで、歯ブラシでは磨き残しが出やすい部分の歯垢を取り除きやすくなります。

歯ブラシは形の都合上「歯同士の隙間や歯と歯茎の隙間がどうしても磨きにくい」という性質を持っています。デンタルフロスをプラスで使用することで、歯の隙間や歯茎と歯の間へ集中的にアプローチでき、よりしっかり口内の歯垢を取り除く効果が期待できるでしょう。

歯科医院で使い方のレクチャーをうける

3つ目のポイントとして、歯科医院で使い方のレクチャーをうけるのもおすすめです。電動歯ブラシに限らず、歯ブラシの正しい使い方については一度歯科医院でレクチャーをうけることを推奨します。プロである歯科医師から磨き方のコツを学ぶことで、よりしっかりと口内を清掃しやすくなるでしょう。

まとめ

電動歯ブラシと一般的な歯ブラシは「どちらのほうがよい」とはっきりいい切ることはできません。電動歯ブラシのほうが優れている点も多い一方で、電動ならではのデメリットも存在します。
本体は1,000〜1万円ほどしたり、電気・電池代やヘッド交換費用が発生したりと、お金がかかりやすい点には注意が必要です。ほかにも、充電の手間がかかる点や、使用方法を誤るとかえって口内を傷つける可能性があるというデメリットも存在します。

電動歯ブラシを使って口内を清潔に保ちたい場合、ブラシのヘッドは交換時期にあわせて定期的に交換を行いましょう。交換する時期の目安は、1〜3ヶ月程度です。

よりしっかりと汚れを落としたい方には、歯間部の掃除に適したデンタルフロスを併用したり、歯科医院で使用方法のレクチャーをうけたりすることもおすすめします。

高輪クリニックは、予防にとても力を入れております。歯ブラシの当て方や、使用方法など詳しくご相談を受け付けております。また、歯科医師と医師のつながりを大切にしているクリニックです。お困りの症状を薬で抑えるだけではなく、体質そのものを改善したり、根本から治療を行ったりすることにこだわっています。

歯を健康に保ちたい方や、歯に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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