過敏性腸症候群(IBS)
下痢型・便秘型・下痢と便秘が交互にあらわれる混合型・その他にお腹にガスが溜まるなど、腹部症状を呈する慢性疾患です。
このような症状でお悩みではありませんか?
- 緊張すると腹痛が起きて下痢をする
- ガスが溜まり漏れてにおいが気になる
- 便秘でお腹がパンパンに張って辛い
- トイレが不安でお出掛けをためらう
- ストレスを感じやすく、うつっぽい
高輪クリニックでは、過敏性腸症候群(IBS)のエキスパートによる カウンセリングおよび腸内バランス検査を行っております
過敏性腸症候群(IBS)の原因とは?
過敏性腸症候群(IBS)の原因は明確には分かっていません。
しかし、次から次へと出てくる症例報告をまとめた論文を追い続けると、腸内細菌バランスの乱れがベースにあり、
- 免疫バランスの乱れ
- 自立神経バランスの乱れ
- 口腔内環境の悪化
- 口呼吸
- 姿勢の乱れ など
人により異なった要因が絡みあっているように考えられます。
しかし、一般的には細かい原因分析まで至らず、過敏性腸症候群(IBS)という大きな括りで治療が提案されてる為、一人ひとりの原因に対応したアプローチが提供されず、十分な効果が出ない事が多いようです。
当クリニックでは腸内環境のバランスを整えることを軸に、人それぞれ異なる原因を医科と歯科で総合的に検査・治療することで良好な改善結果を得ています。
大事なことは、自身に合ったアプローチをしていくことです。
当院では、丁寧なカウンセリングと8種類の検査を行うことで過敏性腸症候群(IBS)の原因を明らかにし、一人ひとりに合わせた治療方法を行います。
過敏性腸症候群のセルフチェック
過敏性腸症候群は日常的な不調の延長のような症状も多いため、放置してしまいやすい傾向があります。過敏性腸症候群の初期症状としては、下記のような項目があるので、ご自身で過敏性腸症候群の可能性についてセルフチェックしてみましょう。
- 2ヶ月以上、下痢もしくは便秘が続いている
- 不安や緊張といったストレスによって急に激しい腹痛に襲われる
- ガスがたまり漏れて匂いが気になる
- 便をした後も、残便感がある
- 下痢と便秘を交互に繰り返す
- 下痢には腹痛が伴うことが多い
- 1日に3回以上の下痢をすることがある
- ストレスや睡眠不足でお腹の不快な症状が悪化する
- 出勤時(登校時)や会議(授業)の前に限りお腹の不調が起こる
- ガスが溜まってお腹が張っていることが多い
「はい」が3つ以上の場合、過敏性腸症候群に罹患している可能性があります。
過敏性腸症候群の治療方法
腸内フローラ検査で腸内環境をくわしく分析
当院の腸内フローラ検査では
- あなたの腸内にどんな菌がどれ位いるのか
- それがあなたの体調・腸の症状にどんな影響を及ぼしているのか
が詳細に分かります。
1人ひとりにピンポイントなアドバイスや治療を提供する事が出来るのです。
腸内フローラ治療法であなたに必要な菌だけを服用できる
腸内フローラを改善する為には、その人に合った乳酸菌を知る事が大切です。
当院では【乳酸菌のマッチング検査】を実施し、その結果に基づき、1人ひとりに最適な菌を厳選して移植、または内服の提案
をさせて頂いております。
内科と歯科の医師があなたの体全体を総合的に診療
当院には、内科・歯科のドクターが複数在籍しております。
それぞれの医師が綿密に連携し、総合的に診療を行うので過敏性腸症候群(IBS)の原因を探り、治療する事が出来るのです。
まずは初診時の検査で根本原因を明らかにします
プレシジョンヘルスドック
その場でわかる腸内・口腔内のスクリーニング検査
通常別料金の口腔内フローラ検査込み
腸だけでなく、過敏性腸症候群(IBS)の原因が体のどこに由来するか
内科・歯科合わせた総合的な検査を行います。(品川の医院にご来院出来ない場合は、オンライン診療も行っておりますので、ご気軽にご相談ください。)
- 腸内や口腔内など、体に住み着く悪玉菌のチェック
- 音波で内臓の調子をチェック
- 嚙み合わせのチェック
- レントゲンでの病巣チェック
など、約1時間かけ、患者様の疾患に合わせた複数の検査を実施致します。
費用
■初回カウンセリング
(プレシジョンヘルスドック込み)5,500円
Option
■腸内フローラ検査 16,500円
■乳酸菌マッチング検査 16,500円〜55,000円
└検査後処方費用 5,500円〜/月
- 料金は税込み表記です
- 自由診療となっております
- 治療期間は通常、6か月が目安です。
- 各種検査結果は1か月程度で出ます。
- 菌体服用でまれに便秘・下痢・湿疹などの皮膚症状が出る場合があります。
過敏性腸症候群(IBS)の原因となる”ストレス”との向き合いかた
過敏性腸症候群(IBS)をはじめ、病気の悪化する原因は肉体的な問題だけでなく精神的な問題、ストレスも大きく関係します。
ストレスの問題は「外からの刺激の程度」と「受け止める側のコンディション」の2つの要素から成り立ちます。
しかしながら私たちは外からの刺激、他人や周囲環境を無理矢理変えることはできません。
つまり、ストレスに対して強くなるには「受け止める側のコンディション」を整えることが一番現実的であると考えます。
では、どうしたらストレスに強いコンディションを作ることができるか?
答えは”腸内環境”にありました。
皆さんは”脳腸相関”という言葉をきいたことあるでしょうか?
私たちの脳と腸は自律神経系、内分泌系、免疫系の三つの経路を介して、 互いに影響を及ぼしあっています。
例えば、脳が緊張を感じるとお腹が痛くなったり、下痢を起こしたりしますよね?
これは脳からのシグナルが神経を通じて腸の動きに影響を与えているからです。
また、腸内細菌たちがつくるホルモンの原料は脳に送られて消費されます。
有名なものはセロトニンというホルモンで、別名”幸せホルモン”とも呼ばれます。
幸せを感じやすくさせ、ポジティブな気持ち、活動的な気持ちにさせてくれるのです。
このセロトニンが不足するとストレスに弱くなります。
セロトニン不足を補うように”腸内環境”を整えることが、私たちにできるストレスに強いコンディションつくりなのです。
脳を直接コントロールすることはできませんが腸内環境、腸内に住み着く細菌はコントロールすることが可能です。
腸内フローラ検査にて自分の腸の状態を知り、自分に合った腸内環境の整え方を見つけましょう。
また、最近の研究では腸内環境は口腔内環境に大きく影響を受けることがわかっています。
お口の中に悪玉菌がいっぱいいると、毎日それを飲み込み続けることによって腸内に悪玉菌が増えてしまい、腸内環境を悪くするのです。
腸内環境を整えるには、消化管の上流である口腔内環境を整えることもとても重要になります。
腸内環境、口腔内環境を一気に調べられるのが、高輪クリニックグループで提供しているプレシジョンヘルスドックです。
高輪クリニックグループは内科・歯科の連携でベストな医療をご提案致します。
過敏性腸症候群 Q&A
過敏性腸症候群とは具体的にどのような症状を指すのですか?
過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome、IBS)は、特定の生体学的な検査で診断されるのではなく、主に症状と臨床的な評価に基づいて診断される機能性消化器疾患の一つです。以下は、過敏性腸症候群を診断するための一般的なアプローチです
症状の評価:
過敏性腸症候群の主な症状は、腹部不快感や痛み、便秘、下痢、腹部膨満感、排便時の変わった感覚などがあります。これらの症状が少なくとも過去3か月以上にわたり、週に少なくとも1日以上現れている場合、診断の候補となります。
- 臨床的な評価:
医師は患者の症状を詳しく評価し、身体検査を行います。腹部の圧痛や腸の異常を探すために必要に応じて他の検査を実施することがあります。
- 病歴の評価:
医師は患者の病歴を詳しく尋ね、特定の病因が症状の原因でないことを確認します。炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎など)やその他の消化器疾患を除外する必要があります。
- 症状の特性:
・過敏性腸症候群の診断には、以下の症状基準が一般的に使用されます。
・腹部不快感または痛みが少なくとも3か月以上にわたり、週に少なくとも3日以上現れること。
・この腹痛は以下のうち少なくとも1つが該当すること:排便後に緩和される、排便時に症状が始まる、排便頻度または排便形状が変化する。
診断は上記の基準に合致する場合に行われますが、他の潜在的な問題を排除するために必要に応じて検査が行われることもあります。IBSの治療は、症状を軽減させる方法や食事療法、ストレス管理など、症状の重症度と患者のニーズに合わせて個別に計画されます。IBSの診断については、医師との詳細な相談が重要です。
高輪クリニックでは、詳細なカウンセリングシートと医師の問診によりIBSの診断を行います。
過敏性腸炎の原因は?
過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome、IBS)の原因は完全には解明されていないため、複雑で多様な要因が関与していると考えられています。IBSは機能性消化器疾患の一つであり、炎症や組織損傷によるものではなく、腸の正常な構造や生理学的機能に明確な異常がないため、その原因は複雑です。
以下は、IBSの原因として提案されている要因の一部です:
- 腸の運動の異常:IBSの患者は、腸の運動が過敏になっている可能性があり、腸の収縮が過度に強力であるか、逆に弱い場合があります。これにより、腹痛、腹部不快感、便秘、下痢などの症状が引き起こされる可能性があります。
- 神経・脳の因子:ストレス、不安、うつ病などの精神的な要因がIBSの症状に影響を与えることがあります。腸と脳の間の相互作用がIBSの発症と症状の悪化に関与していると考えられています。
- 過敏性:IBSの患者は、腸内刺激に対して過敏に反応する可能性があります。これは、症状が特定の食物、ストレス、ホルモンの変化などに関連していることを示唆しています。
- 免疫系の変化:一部の研究では、IBSの患者の腸内免疫系に変化が見られることが示唆されています。これが症状に影響を与える可能性があります。
- 環境要因:食事、感染症、抗生物質の使用、ストレスなど、外部の環境要因がIBSの症状に寄与することがあります。
過敏性腸症候群は完治する病気ですか?
過敏性腸症候群(IBS)は一般的には完治する病気ではありません。
しかし、IBSの症状は管理および軽減する方法があり、個人に合った適切な方法をとることで日常生活に不自由ない状態まで持っていくことが可能です。
IBSの治療および管理には以下のアプローチが含まれます:
- 食事療法: 特定の食品や飲み物がIBSの症状を悪化させることがあるため、食事療法の改善が重要です。医師や栄養士の指導のもとで、個別に合わせた食事計画を立てることが役立ちます。
- ストレス管理: ストレスや不安がIBSの症状を悪化させることがあるため、ストレス管理テクニックやリラクゼーション法を学ぶことが重要です。
- 薬物療法: 一部の患者に対して、症状を軽減するために薬物療法が使用されることがあります。抗うつ薬、抗けいれん薬、抗スパスモディック薬などが処方されることがあります。
- 生活スタイルの変更: 睡眠の改善、適切な運動、適度な水分摂取など、生活スタイルの調整がIBSの管理に役立つことがあります。
IBSの症状は個人によって異なり、重症度も異なるため、治療と管理は個別に調整されるべきです。完全な治癒は難しいかもしれませんが、症状の軽減や生活の質の向上を目指すことができます。医師との協力が重要で、適切な治療計画を立てるために専門的な指導を受けることがおすすめです。
過敏性腸症候群にセレキノンが効くという口コミを見ました。本当でしょうか?
セレキノンは、便通を促進する薬剤の一種であり、一部の患者においては過敏性腸症候群(IBS)の症状を軽減する可能性があります。セレキノンは、腸の運動を促進し、便秘を緩和する効果があるため、便秘型IBSの患者には特に有効です。ただし、下痢型IBSの患者には、逆に症状を悪化させることがあるため、個人の症状に合わせた適切な使用が必要です。
セレキノンを含む薬剤の使用は、患者の症状や体質によって異なるため、適切な医師の指示のもとで使用することが重要です。また、セレキノンの副作用には下痢、腹痛、吐き気、嘔吐などがありますので、適切な使用量と使用頻度を守ることが必要です。
高輪クリニックでは、副作用なく、長期に渡って良好な状態を得ることを目的としているため個人に合ったプロバイオティクス(善玉菌、善玉真菌)や漢方薬がメインの処方物です。
過敏性腸症候群(IBS)でコロネルという薬を処方されました。飲んでみたもののおなかの張りやガスの症状が消えないのですが個人差でしょうか?
コロネルは、消化器系の薬剤の一つで、便秘症状を改善するために使用されます。主成分のポリカルボフィルカルシウムは、水に溶けにくく腸内で膨張し、便の量を増やすことによって便通を促進する作用があります。
ただ、お腹の張りやガスの症状の原因が便の問題ではなく、口呼吸や姿勢などが原因となっていると効果はほとんどありません。
高輪クリニックでは内科的な問題だけでなく、機能的な原因も含めて調べることが可能です。
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