過敏性腸症候群(IBS)とは?

過敏性腸症候群の検査を希望している方の為にこのページを記載しています。当クリニックは東京都を拠点としたクリニックですが、関東以外の方もオンライン診療が可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。

過敏性腸症候群(IBS)は腫瘍や炎症、潰瘍などの器質的異常が認められず、大腸の蠕動運動の低下など機能性の異常のみが認められる病気です。

お腹の痛みや調子がわるく、それと関連して便秘や下痢などのお通じの異常(排便回数や便の形の異常)が数ヵ月以上続く状態のときに最も考えられる病気です。もちろん、大腸に腫瘍や炎症などの病気がないことが前提になります。およそ10%程度の人がこの病気であるといわれている、よくある病気です。女性のほうが多く、年齢とともに減ってくることがわかっています。命に関わる病気ではありませんが、お腹の痛み、便秘・下痢、不安などの症状のために日常生活に支障をきたすことが少なくありません。

過敏性腸症候群の症状

  • 2ヶ月以上、下痢もしくは便秘が続いている
  • 不安や緊張といったストレスによって急に激しい腹痛に襲われる
  • ガス漏れが続く
  • 便をした後も、残便感がある
  • 下痢と便秘を交互に繰り返す
  • コロコロと硬い便が少量しか出ない
  • 下痢には腹痛が伴うことが多い
  • 1日に3回以上の下痢をすることがある
  • ストレスや睡眠不足でお腹の不快な症状が悪化する
  • 出勤時(登校時)や会議(授業)の前に限りお腹の不調が起こる
  • ガスが溜まってお腹が張っていることが多い

これらの症状が2ヶ月以上続きながらも、器質的異常が認められない場合は過敏性腸症候群(IBS)に罹患している可能性があります。症状は便の形状によって便秘型、下痢型、混合型(便秘と下痢を交互に繰り返す)、分類不能型の4タイプに大別されます。

過敏性腸症候群のタイプ

症状は便の形状によって便秘型、下痢型、混合型(便秘と下痢を交互に繰り返す)、分類不能型の4タイプに大別されます。

①下痢型

男性に多く、少しでもストレスを感じると下痢を引き起こします。腹痛を伴うことが多く、便に粘液が混ざることもあります。

②便秘型

女性に多く、ストレスにより便秘が続きます。硬い便やコロコロ便が多いです。

③混合型

腹痛及び腹部の違和感、下痢と便秘が複数日間隔で交互に現れます(交代性便通異常)。

④分類不能型

上記いずれにも当てはまりませんが、便の形などで判断します。また、ガスがずっと漏れ続ける症状もあり、自分でコントロールがきかずガス(おなら)が漏れ続けたり、背後に人が立つとかならずガスが漏れてしまうという患者さんもまれに見られます。

過敏性腸症候群の原因

過敏性腸症候群の症状の原因は、大きく分けて2つと考えられています。一つは、自律神経のバランスが乱れた結果、不安や緊張といったストレスが自律神経や液性因子(ホルモン、サイトカインなど)を介して腸の異常な蠕動運動を引き起こしているため。

もう一つは神経伝達物質「セロトニン」の影響です。精神の安定に関わるセロトニンは約90%が腸内で作られますが、腸内フローラのバランス崩壊により産生過多が起こると自律神経に影響を与えます。ストレスによって腸のセロトニンが過剰に分泌されると腸内のセロトニン受容体と結合し蠕動運動に異常が発生。それにより腸の不快感、腹痛、下痢などを引き起こされると考えられています。

高輪クリニックでの検査と治療

過敏性腸症候群(IBS)の高い治癒率で注目を集める腸内フローラマッチング

過敏性腸症候群(IBS)の最新の治療方法として注目を集めているのが、腸内フローラ治療による腸内環境の根本改善です。患者さんがどのような腸内細菌叢(腸内フローラ)であるかを腸内フローラ検査で確認し、検査結果から適切な乳酸菌をマッチングさせることで腸内フローラのバランスを整えます。

腸内環境が整えば自律神経の乱れも、過敏性腸症候群の原因の一つと考えられるセロトニンの過剰もしくは過小産生も、バランスが向上することで改善へと向かいます。

そのため長年悩んでいた過敏性腸症候群の症状からもたくさんの方が回復されています。また、口腔内の金属が原因のアレルギーや金属の接触で発生するガルバニー電流なども自律神経に悪影響を与えるため、それらを取り除いていくことも大変に効果的であることがわかってきています。

一般の病院における血液検査や内視鏡検査が中心の診療では一人の体に1200種 100兆個存在すると言われる腸内フローラを検査することはできません。

当クリニックでは腸内フローラ検査及び腸内フローラマッチングと口腔内金属アレルギー検査をいち早く取り入れ、数多くの治療実績を上げております。過敏性腸症候群でお悩みでしたら、ぜひ一度当クリニックにご相談ください。

基本検査と治療

その下痢や腹痛、仮病じゃないかも!子供の過敏性腸症候群について

10代〜30代と若年層を中心に増加している過敏性腸症候群(IBS)はストレスと深い関係があるため、特に先進国での罹患率が高い病気です。

自律神経の乱れにより症状があらわれますが、腸管には腫瘍や潰瘍といった器質的な異常が認められないため、診断が難しい病気の一つと言えます。神経質で几帳面、感受性の強いまじめなタイプがかかりやすく、自律神経失調症の傾向にある人は特に注意が必要です。

子供がかかるきっかけとしては、習い事や塾、受験や学校での人間関係などのストレスにさらされることなどが挙げられます。

例えば試験で緊張したことが原因で、急激な腹痛と下痢に見舞われ、その後も試験の度に同じ症状があらわれるようになることもあります。

それを精神的な弱さと責めてしまうとますます悪化して長期的な症状となりがちですし、周りの過剰な心配はかえってストレスとなり不安感を与えてしまいます。お子さんが症状を重く受け止めないような言葉掛けや対応を心がけたいものです。

食事面や生活習慣について

過度の緊張や精神的不安が引き金となり、症状を導きやすくなります。現実的に原因として考えられる要因を下記にてまとめましたので、一つ一つ確認してみましょう。

食事面

過敏性腸症候群を引き起こす要因として考えられるのは暴飲暴食です。また、下記で説明する精神・ストレスの面にも影響してくるため、適度な食事を心がけましょう。

精神・ストレス面

ストレスが原因で過敏性腸症候群を引き起こすことも往々にしてあります。過敏性腸症候群は10代〜30代と若い世代が罹患しやすいのも特徴で、ストレスの多い先進国に多く見られる病気であり、繊細で神経質な人ほどかかりやすい傾向が見られます。

一時的なストレスから発症することから神経症、うつ病の一つと考えられることもあります。さらに胃腸の身体的症状のみならず、めまいや頭痛、同期、肩こりなどを伴う自律神経失調症や睡眠障害、不安、気分の落ち込みによるうつ病、イライラといった精神状態が現れることも多くあります。

腸と脳は「腸脳相関」と言われるほど密接な関わりがあり、そのシグナルが自律神経の乱れによりうまく伝達できないと腸と意識に乖離が生じてしまいます。

過敏性腸症候群がストレスと関わりの深い病気であることは間違いなく、治療方法も食事療法や運動療法、薬物療法、心理療法等が一般的ですが、なかなか改善に繋がっていないのも現状です。

若い世代が罹患しやすいため学生や社会人としての活動が阻まれることで、引きこもりがちになるなどQOL(生活の質)の低下も問題視されています。症状が長期化するほどメンタル面でもさらなるストレスを生む悪循環を引き起こしてしまうため、根本的治療が望まれます。

また、食事面の乱れが精神面に影響を及ぼすことも。例えば、最初は暴飲暴食などの身体的理由が原因で人前で下痢をしてしまった。

それにより恥をかくという経験を幾度か重ねるうちに人前で下痢をするということに異常に恐怖心をいだき、トイレのない場所に行くことを不安障害の一種として下痢をしてしまうといったケースも見られます。

運動など

生活や運動に関係する部分だと、下記が原因で過敏性腸症候群を引き起こすことがあります。

  • 運動不足を指摘された実施する過度の運動
  • 一気に体重を増やすことを目的とした過剰な栄養摂取

また、ヨガなどにも注意が必要。健康づくりでプラーナヤマと呼ばれる呼吸法がありますが、やりすぎると口腔周囲が乾燥し咽頭にあるBスポットのセンサーにひずみが出ます。そのひずみが原因で自律神経バランスを崩し、結果的に過敏性腸症候群の原因となりうるのです。

自律神経のバランスをとることがなにより大事なので、実はヨガは呼吸法よりもポーズ、体操のほうが大事です。