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マウスピース矯正

目立ちにくく、痛みの少ないマウスピース矯正とは

マウスピース矯正とは、アライナーと呼ばれる
薄い透明なマウスピースを使って歯を動かす矯正装置です。
当院では米国アライン・テクノロジー社が提供するインビザラインを使用します。
インビザラインは世界で1400万以上の方が使用する、信頼性の高い矯正装置です。

マウスピース矯正の特徴

  • ワイヤー矯正よりも装置が目立たない
  • ワイヤー矯正よりも痛みが少ない
  • 取り外すことができるため食事、歯磨きがしやすい
  • 通院回数が少なくて済む(平均2ヶ月に1度)など

マウスピース矯正には、このように多くのメリットがあり、これまで矯正治療を迷っていた方にも人気があります。

しかしながら、医院によって使っているマウスピース矯正のシステムや治療の方法は異なります。
なぜならマウスピース矯正は歯列矯正における道具であり、道具が自動的にゴールに導いてくれるわけではありません。

マウスピース矯正に精通した医師の診断と手技が組み合わせって初めて良好な結果が得られます。

このページでは高輪クリニックで行う
マウスピース矯正・インビザラインについて詳しく説明していきます。
※公式LINEにて無料事前相談(費用や期間の目安)も可能です

高輪クリニックのマウスピース矯正が選ばれる理由

1.使用するシステムは世界シェア No.1 のインビザラインのみ(2023.5 現在)

高輪クリニックでは、数あるマウスピース矯正のシステムの中、
米国アライン社のインビザラインを採用しています。

理由は、

A. 治療計画に対する予測実現性が最も高いと感じるから

予測実現性が高いということは、患者様にとって治療期間の短縮や治療費のコストダウンに繋げることができます。

インビザラインは、老舗のメーカーであることから成功も失敗も膨大なデータが集積しており、マウスピースの材料やシュミレーションソフトの機能など様々な面で業界をリードしている商品のため安心です。

B. あらゆるケースとニーズに対応する体制

例えば、インビザラインは大人向けのマウスピースもあれば生え変わり時期の子供が使できるマウスピースもあります。

また、少しの矯正から大掛かりな矯正まで複数メニュー用意されているので、治療費の最適化が可能なことも魅力です。

2.世界の歯科医師から支持されるかみ合わせ理論をベースにした矯正治療

装置が優れていても何をゴールに治療を行うかという設計図の描き方が
間違えば治療は上手くいきません。

高輪クリニックのドクターは世界で支持されるかみ合わせ理論、Dawson 咬合理論を軸に治療計画を立てます。

そのため、審美性だけでなく頭痛、首・肩の凝り、いびき、歯ぎしり、歯のすり減りなどかみ合わせの問題から生じる様々な身体の不調を改善させる矯正治療が可能です。

正確な治療を行うために、当院では担当歯科医師が1本1本の歯の移動距離、向き、角度等を 0.1mm、0.1 度の世界で細かく調整します。

実際に顔の歪みを主訴にいらっしゃった患者様への矯正治療の流れは院長の会田が運営するこちらのページをご覧ください。

頭痛やエラの張りを改善させた治療はこちらのページをご覧ください。

3.加速矯正で治療期間を従来の約半分にできます

当院では、インビザラインと併用できる加速装置を導入しており、2〜3年かかるような重度な歯並びでも治療期間を約半分に短縮できます。

PBM(Photo Biomodulation)という光技術を利用しており、海外では10年以上、日本でも2023年に薬事認可をとった安全な製品を使用致します。

3.大人だけでなく子供のマウスピース矯正も対応

大人だけでなく小児のマウスピース矯正も対応しています。

永久歯の前歯、6歳臼歯(第一大臼歯)が生えた頃=6~7歳から治療可能です。

大人に比べて短期間で終わります。凸凹をとりながら、永久歯が生えてくるスペースを確保する治療です。

歯並びを悪くする癖や習慣がある子には、MFT と呼ばれる口腔周囲のトレーニング指導まで行います。

4.補助装置を使ってマウスピース矯正でほとんどのケースに対応

マウスピース単独では、矯正治療の全てには対応できません。
しかし、適切な補助装置を選択することで複雑なケースにもマウスピース矯正で対応します。

アンカースクリューにゴムをかけて、歯を引っ張ります。

当院ではアンカースクリューと呼ばれる固定源や特殊なボタンなどを併用することでマウスピース矯正の適応範囲を大幅に拡大。

従来では、ワイヤー矯正でしか無理であった不正咬合にも対応します。
※骨格的な要因が大きい手術適応のケースは適切な医療機関をご紹介致します。

5.治療前のシュミレーション & Before, After 写真の共有で安心

3D のかみ合わせデータ、骨格の CT データ、顔写真を
統合することで精度の高い予測シュミレーションを作成します。

見た目がどのように変化するか、歯を抜かないとのと抜いた場合でどんな違いが生じるかなどイメージが理解できた上で治療を選択できます。
※即日みれる簡易シュミレーションもございます

術前・術後の顔の変化を予測

骨格の情報を視覚化

噛み合わせの問題はその場で説明

6.治療前の総額提示で費用の面でも安心

事前にトータルでかかる治療費を提示致します。

難易度や期間によって治療費は異なります。個々人に最適的化した料金提示で安価にクオリティの高い治療を提供できるようになりました。

通院するたびにコストが発生するクリニックが多い中、無駄なコストを抑えています。

予想外に総額が大きくなってしまうことがありません。

7.歯の矯正だけでなく姿勢を改善する骨格矯正まで院内で完結

歯並びやかみ合わせが崩れる根本原因として姿勢の問題があります。

当院では、姿勢改善の骨格矯正を得意とする柔道整復師の先生に勤務して頂き、トータルでの改善を提供しています。

将来的に歯の後戻りの予防や、膝・腰・背中など体の歪みからくる痛みの予防もできるため一度ご相談下さい。

マウスピース矯正でどんな歯並びが治せるの?

主にマウスピースでは下記のような見た目の治療が可能です。

下記のケースに当てはまらないケース、重度の歯並びの問題を抱える難症例も対応できます。
他院にて「マウスピース矯正では難しい」と言われてしまったケースでも、経験豊富なドクターが対応いたしますのでぜひご相談ください。

※歯並びの画像クリックで実際の症例へジャンプ

正常(横)

正常(正面)

受け口

下の前歯が上の前歯より前にある

過蓋咬合

正面から見た時に下の歯がほとんど見えない

出っ歯

上の前歯が出ている

すきっ歯

歯と歯の間に隙間がある

開咬

上下の前歯が噛んでいない(正常な状態は噛んでいます)

叢生

歯並びにガタつきがある

歯並びごとの改善例

受け口の治療例

右前歯が受け口(反対咬合)になっているケース

治療者 50代女性
治療期間 1年半
金額 44万円
治療内容 右前歯が反対咬合になっている状態でした。
新たに右下のブリッジ(繋がっている歯)をやり変え、右上に歯を補う前に前歯の噛み合わせをマウスピース矯正で整える必要がありました。

下の前歯が前方の出ている軽度受け口のケース

治療者 40代女性
治療期間 1年
金額 66万円
治療内容 前歯の位置関係が上下で前後逆転しているケースです。
下の前歯が前に出ているため歯列に隙間があります。歯列にある隙間+歯と歯の間をコンマ数ミリ削ることでスペースを作り、下の前歯を引き込み、正常な位置関係を矯正治療で実現しました。

過蓋咬合の治療例

非常に噛み込みの深いケース

治療者 40代女性
治療期間 2年半
金額 99万円
治療内容 笑った時に下の前歯が上の前歯によって覆われて全く見えない状態でした。
上の前歯が前に出過ぎていて、見た目だけでなく機能面でも奥歯に負担がかかってしまう状態でした。
マウスピース矯正により、上の奥歯から順番に少しずつ後方に動かしていき、前歯を引き込みました。
かぶさっていた前歯が、適切な位置で噛むようになり、見た目も良くなりました。

出っ歯の治療例

出っ歯と顎の歪みが強いケース

治療者 30代女性
治療期間 2年半
金額 99万円
治療内容 上下の歯並びが非対称で、左下の歯が外に飛び出てしまっており、前歯も前に出て見た目を悪くしてしまっているケースでした。
マウスピース矯正により、歯を抜かないで上下の歯列の形を整えていき、見た目と機能を回復しました。

右前歯の出っ張りが気になるケース

治療者 20代女性
治療期間 8ヶ月
金額 55万円
治療内容 下の前歯に押されて、上の前歯が前に押し出されてしまっているケースでした。
後戻りしにくいように全体的に歯列の形を整えながら、前歯を引き込んでいきました。

すきっ歯の治療例

前歯の隙間が気になるケース

治療者 60代女性
治療期間 1年
金額 66万円
治療内容 舌に押されて歯と歯の間が広がっているケースでした。舌の習癖改善装置と並行してマウスピース矯正をすることで綺麗に隙間が閉じました。

右上の隙間が気になるケース

治療者 30代男性
治療期間 4ヶ月
金額  33万円
治療内容 右上に大きな隙間があります。下の前歯により上の前歯が押し出されてしまい、自然には隙間が閉じない状態でした。
上下で引き込むことにより、歯の正中も綺麗に合わせながら後戻りしにくい仕上がりにしました。

開咬の治療例

前歯で噛めないケース

治療者 20代女性
治療期間 1年
金額 66万円
治療内容 この方は普段から前歯に舌を押し付ける癖があり、上下の前歯の間が空いていました。
そのため前歯でうまく物を噛めない状態に違和感を感じておりました。
舌の癖を治しながら、マウスピース矯正で上下の前歯を引き込みました。
マウスピース矯正は開咬(オープンバイト)の治療が得意です。

奥歯しか噛んでいないので、エラが張っているという訴えのケース

治療者 30代女性
治療期間 1年8ヶ月
金額 77万円
治療内容 こちらの開咬(オープンバイト)症例の方は、普段から奥歯しか噛めないため、咬筋が発達してエラが張っているのが悩みでした。
定期的にボトックス注射も受けられているとのことでしたが、根本的には奥歯しか噛めない位置関係にある歯列の問題なので全体で矯正を行いました。

叢生の治療例

下の前歯の凸凹を整えたいケース

治療者 30代女性
治療期間 4ヶ月
金額 22万円
治療内容 過去に他院で矯正治療を受けられた方の修正でした。最速・最安のマウスピース矯正で対応しております。

前歯の凸凹が気になる

治療者 20代男性
治療期間 10ヶ月
金額 66万円
治療内容 狭い歯列により上下の前歯(特に下の前歯)が凸凹してきて気になるケース
上下の歯列を広げながら、足りないスペースは歯と歯の間にコンマ数mmのやすりがけを行い、マウスピースにて並べた。
マウスピース矯正は狭まった歯列を広げることが得意です

下の前歯気になる。上のブリッジに合わせて下の歯並べてほしい

治療者 50代女性
治療期間 10ヶ月
金額 55万円
治療内容 上の歯に連続した差し歯(ブリッジ)が入っている状態で、そこに合わせて下の前歯をマウスピース矯正で並べたいという希望でした。
術前に希望に沿った治療が可能かシュミレーションを確認して、問題なく完了することができました。

右上の前歯が引っ込んでいるケース

治療者 60代男性
治療期間 1年
金額 66万円
治療内容 上下ともに引っ込んでしまっていた部分を表に出して、歯列のアーチを整えました。

八重歯の治療例

重度の八重歯のケース

治療者 20代女性
治療期間 2年半
金額 99万円
治療内容 八重歯(犬歯)が上から生えてきてしまったというケース。犬歯は噛み合わせを作る上で非常に重要な歯なので、ひとつ後ろ小臼歯を抜くことでスペースをつくり並べました。
マウスピース矯正は重度の八重歯や、歯を抜くようなケースでも対応できます。

左上の八重歯が1本飛びてて、上下の真ん中もずれていたケース

治療者 40代女性
治療期間 2年半
金額 88万円
治療内容 マウスピース矯正が得意な、奥歯を少しずつ更に奥に動かしていく治療を続けていき、前歯の部分までスペースを確保しました。
犬歯は奥歯を守るうえで非常に重要な歯です。
見た目だけでなく、機能されることが大事です。

噛み合わせのズレの治療例

右の上下が反対咬合になっていたケース

治療者 50代女性
治療期間 1年2ヶ月
金額 77万円
治療内容 基本的に歯は、上の歯が外側、下の歯が内側に位置付けられます。このケースでは上下の位置関係が逆になっており、正しい噛み合わせの機能が失われていました。
マウスピース矯正で上下の位置関係を修正しました。

顔のゆがみの治療例

噛み合わせがずれており、全体で噛めない。顔が歪んでしまったケース

治療者 20代女性
治療期間 2年
金額 77万円
治療内容 上下の歯並びが正しい顎の位置で噛み合わせることができず、部分的にしか噛めないケース。
このような状態が長く続くと、顔周りの筋肉の使い方も非対称になってしまう。
正しい顎の位置をスタートラインにとり、マウスピース矯正で細かく上下の歯の凹凸が噛み合うように調整していった。
最終的に、余計なエラの張りがとれて小顔効果もあった。

一見すると歯並びがよいが、全体で噛んでいないケース

治療者 50代女性
治療期間 1年半
金額 77万円
治療内容 上下の歯列の形態が微妙に合っておらず、部分的にしか噛めない状態。
噛み合わせに由来する不定愁訴(頭が痛い、疲れやすい、坐骨神経痛etc)が多くあったが、正確な顎の関節で全体がぴったり噛むように調整して終了。

主なリスク

  • 矯正用マウスピース装着直後~3日間程度は、軽い痛みや違和感を覚える場合があります。
  • 矯正用マウスピースは長時間装着(1日18時間以上)していただく必要があります。
    ※装着時間が短くなると、治療計画通りには歯が動かない可能性があります。
  • 歯の移動に伴い歯茎が少し退縮したり、多少の歯根吸収が起きる可能性があります。

マウスピース矯正のメリットとデメリット

メリット

ワイヤー矯正に比べて痛みが少ない

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べると歯の移動に伴う痛みが少ないことが特徴です。ワイヤー矯正では約1ヶ月に1度の頻度で調整し、その力を1ヶ月かけて解放していくことが多いので調整直後の痛みが強い傾向にあります。
それに比べてマウスピースは約1週間で交換していく細かい動きを得意としているため、痛みがでにくいです。

また、マウスピース矯正は、ワイヤー矯正の装置と比べると装置により口内の粘膜を傷つける恐れがないのもメリットです。

目立たない

透明なマウスピースを使用するので装着していてもほとんど人から気づかれない特徴があります。
矯正治療をしていることをあまり人に知られたくない方、接客業などで人の目が気になる方でもストレスがあまりないことが特徴です。

マウスピース型装置を自分で取り外せるので快適

マウスピース矯正装置は自身で取り外しが可能なので、食事の時もストレスなくなんでも食べれますし、歯磨きする時も装置がないので通常どおりのケアができます。
口内を清潔に保ちやすいことがマウスピース矯正の特徴です。

ワイヤー矯正に比べて通院回数が少なくて済みます

当院でのマウスピース矯正のための定期的な来院間隔は、平均して2ヶ月に1度です。状態に合わせて、こまめなモニタリングが必要な方は1ヶ月間隔。安定している方は3ヶ月空けることもあります。

マウスピースは約1週間ごとに交換していくことになりますが、インビザラインでは基本的に最初にスキャンした歯型から精度の高いシュミレーションを作成し、そこからゴールに向けてのマウスピースを一気に作ります。

デメリット

骨格的な不正が大きい方はできない場合がある

アゴの骨格が大きくずれているようなケースはマウスピース矯正では難しいことがあります。多少のズレがあっても歯の向きなどを調整して綺麗に並べることは可能なので一度ご相談ください。

治療を成功に導くために患者様の協力が必要

マウスピース矯正は患者様が長い時間マウスピースを装着してくださって初めて成功する治療です。
目標使用時間は1日 18-20 時間が目処です。
治療期間が過度に長引かないようにご協力頂くことが必要となります。

マウスピース矯正の種類と特徴

現在は SNS 広告で安さを売りにしたマウスピース矯正、格安マウスピース矯正と呼ばれるものが出回っています。
格安マウスピース矯正は安くて、早く治療が終わることを売りにしています。

多くの格安マウスピース矯正に共通している特徴とインビザラインの特徴を比較します。

種類 適応する形状 見た目 治療方法 治療期間
インビザライン
奥歯まで幅広く
治療可能

透明で目立たない

列全体の拡大や抜歯など
隙間を作る方法を個人に
合わせて最適化

4ヶ月~2年半
格安マウスピース
前歯のみの
部分的な治療

透明で目立たない

前歯の周囲を削って
隙間を作ることで歯を
並べることが多い

数ヶ月

格安マウスピースの中には設計にほとんど歯科医師が関与せず、その分コストを抑えているシステムもあるので十分な情報収集とリスク を天秤にかけて選択する必要があります。

マウスピース矯正に必要な期間と値段

1人ひとりの状態によって大きく異なります。

過去の矯正治療の後戻り、前歯だけの簡単なケースは3、4ヶ月で終わることもあります。
一部の歯を抜いて出っ歯を大幅に改善する治療などは2年近くかかります。

事前のシュミレーションから治療前におおよその期間をご説明致します。

■マウスピース矯正の値段

簡易シュミレーション … 無料
精密シュミレーション … 33,000 円(税込)

精密シュミレーションから治療に進まれた場合は、総額からシュミレーション費用を差し引かせて頂きます。
(実質シュミレーション費用無料)

  • マウスピース矯正(軽度)220,000 円(税込)~
  • マウスピース矯正(中度)440,000 円(税込)~660,000 円(税込)
  • マウスピース矯正(重度)770,000 円(税込)~1,100,000 円(税込)

当院では術前にシュミレーションを行い、必要なマウスピースのおおよその量を算出することで治療費を総額で提示致します。

一人ひとりの状態に合わせて治療計画を小まめにカスタマイズすることで、治療費を最適化致します。
※通院中、必要に応じて追加スキャン費用 5,500 円(税込)が発生します。

支払い方法は、総額に応じて手数料のかからない院内分割支払いにも対応致します。
また、低金利のデンタルローンもご用意ございますのでお気軽にご相談ください。

マウスピース矯正の前に抜歯が必要なケースとは

マウスピース矯正をする際には、骨格の中で歯を並べるための
スペースをどう作るかということが1つ課題になります。

歯の凸凹の強さ、アゴの大きさ、口元の突出具合、顔全体から見たバランスなどを考慮して、

  • IPR(歯と歯の間をやすりでコンマ数 mm 削ってスペースをつくる)
  • 歯列の側方拡大(横幅を広げてスペースをつくる)
  • 臼歯の遠心移動(奥の歯を更に後ろに移動させてスペースをつくる)
  • 抜歯(歯を抜いてスペースをつくる)

といった4つの方法をどう組み合わせるかを判断します。

呼吸や全身状態を考慮して歯を抜かない方法を提案することが比較的多いですが、歯を抜かないとどうしてもスペースが作れない方もいらっしゃいます。

インビザラインでは、抜歯をした場合の仕上がりと、抜歯をしない場合の仕上がりを治療開始前にシミュレーションすることが可能です。
抜歯をするかどうかのボーダーラインのケースでは、患者様に見ていただいて抜歯をするかどうかの判断材料にして頂けます。

マウスピース矯正に関する Q&A

八重歯が飛び出しているのですがマウスピースで治せますか?

はい、重度の八重歯の方でもマウスピース矯正は可能です。
ただ、八重歯の1つ後ろの歯を抜歯せざるを得ないことが多いです。
マウスピース単独ではなく、上下の歯またはアンカースクリューと呼ばれる小さなネジを併用してゴムかけなどの補助装置を併用することが多いです。

重度の八重歯の症例

治療期間 約 2 年
来院回数 11 回
治療費 99 万(税込)
治療方法 インビザライン単独

  • 矯正用マウスピース装着直後~ 3 日間程度は、軽い痛みや違和感を覚える場合があります。
  • 矯正用マウスピースは長時間装着(1 日 18 時間以上)していただく必要があります。
    ※装着時間が短くなると、治療計画通りには歯が動かない可能性があります。
  • 歯の移動に伴い歯茎が少し退縮したり、多少の歯根吸収が起きる可能性があります。

前歯だけマウスピース矯正は可能ですか?

マウスピースで覆うのは歯列全体になりますが、歯の移動を前歯に限局することは可能です。
その場合は比較的安価なプランで提供できますが、将来的な問題や全身の健康を考えて前歯だけの矯正がベストであるかどうかは担当医より説明させて頂きます。

マウスピース矯正はワイヤー矯正より値段が安いのでしょうか?

クリニックにもよると思いますが、マウスピース矯正はチェアタイム(ドクターが患者さんに付きっきりになる時間)を短くできるためコストダウンが可能なことが多いです。
また、当院では非常に症例数が多いのでボリュームディスカウントにより患者様に低コストでマウスピース矯正を提供することが可能となっています。

マウスピース矯正治療後の後戻り防止はどうすればよいですか?

リテーナー(保定装置)の使用をおすすめ致します。
プランにより終了後のリテーナーも総額に含まれますので、治療前にご説明致します。
最低でも半年、その後もなるべく長い期間夜間のリテーナー使用を推奨しております。

後戻りしてしまった時はどうすればよいですか?

契約治療期間内(各種プランで定められている)であれば後戻り修正費用 ¥5,500 で追加の矯正用マウスピースを製作します。
治療期間を過ぎてしまってからの後戻りの治療は別途費用が発生します。

支払い方法は?

現金、カード、振り込み、医療ローンなど複数対応しております。
矯正治療は長期間にわたるので、総額・治療期間によっては院内で手数料のかからない分割も対応しております。
診療時にスタッフまでご相談ください。

マウスピースのお手入れについて

基本的には研磨剤を含まない歯磨剤を使って歯ブラシにて日頃のお手入れをして頂きます。
また、においや汚れが気になる場合は専用の洗浄剤も販売しております。

マウスピース矯正は医療費控除の対象になりますか?

審美目的ではない、不正咬合の治療は医療費控除の対象となります。
患者様が審美目的と考えられていても、医学的に問題となっていることは多いです。
診察時にご相談ください。

マウスピース矯正は本当に効果があるの?

はい。効果はあります。

マウスピース矯正は、歯列を正しい位置に移動させるために、特製のマウスピースを装着する方法です。

マウスピース矯正の主な効果は、次の通りです。

  1. 歯の隙間を狭め
  2. 歯の傾きを修正する
  3. 咬合を改善する

ただし、効果の程度は個人によって異なります。

重度の歯列不正や顎関節症などの症状には他の治療法が必要な場合もあります。

歯科医師に相談し、適切な治療を受けることをおすすめします。

マウスピース矯正とワイヤー矯正どっちが痛いの?

マウスピース矯正とワイヤー矯正のどちらが痛いかは、人によって異なります。
一般的には、ワイヤー矯正の方が初期の駆動力が強く、最初の装置の取り付けや調整時に一時的な痛みを感じることがあります。また、ワイヤー矯正では定期的な調整が必要で、そのたびに一時的な痛みや不快感が生じることもあります。
一方、マウスピース矯正の初期段階では、数日間の違和感や圧迫感があることが報告されていますが、痛み自体は比較的少なく、個人の感じ方によって異なる場合もあります。
矯正治療は個人によって異なるため、具体的な痛みの程度は個別の状況によって変わります。

マウスピース矯正はどんな人におすすめですか?

マウスピース矯正は、軽度から中等度の歯並びの問題を改善したいと考えている方におすすめです。具体的なケースとしては、

  1. 軽度の歯並びの問題がある方:歯の隙間や詰まり、軽度の出っ歯や受け口など。
  2. 歯列矯正の再治療を考えている方:以前に歯列矯正を行ったが、結果が保持されていない場合や、再び歯並びの問題が出てきた場合。
  3. 定期的な矯正歯科医院への通院が困難な方

ただし、重度の歯並びの問題や咬合異常など、より複雑な症例にはマウスピース矯正が適していない場合があるため、歯科医師との相談が重要です。

マウスピース矯正でどこまで直せますか?

マウスピース矯正は、歯列の軽度な不正や嚙み合わせの問題を修正するために使用される一般的な治療法です。
具体的には、歯の並びを調整し、嚙み合わせを改善することができます。ただし、個人差があり、軽度な問題の場合、マウスピース矯正だけで十分な改善が見られることもあります。しかし、より複雑な場合は、他の矯正方法や手術が必要になることもあります。

最後にマウスピース矯正で失敗しないために

マウスピースを使用したインビザラインは、歯列矯正をするかどうか迷っていた方にとって魅力的な選択肢となることでしょう。

歯列矯正の治療方法を選ぶときには、医師から診断や治療方針について十分に説明を受け、患者様がその内容をご理解・納得した上で治療を受けていただくことが非常に大切です。

現代のマウスピース矯正はシュミレーション技術が発達しているため、治療が本当に自分の望むものなのかどうか、プロセスやリスクも含め担当医とよくご相談ください。

治療の事前相談も公式ラインで行えるので、来院するかどうか迷われる方もぜひご相談ください。

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