症状
内膜症のある場所、大きさ、癒着の程度などによって症状は異なりますが、共通しているのは激しい月経痛で、ある時期からだんだん痛みが強くなるという特徴があります。激しい痛みのために寝込んでしまう人も少なくありません。月経痛以外に、過多月経、不正出血、性交痛、排便痛、月経時以外の腹痛や腰痛などもみられます。子宮以外の場所で増殖した子宮内膜組織は体外に排出されることなく腹腔内にとどまってしまうため、炎症や痛み、癒着の原因となり、卵巣内にチョコレートのう胞の呼ばれる卵巣のう腫ができることもあります。月経のたびに進行するため、回数が多い人ほど重症になる傾向があります。さらに進行すると不妊につながる可能性もある疾患です。