関節症性乾癬(乾癬性関節炎)
関節炎を発症するのは乾癬の患者の 1-20%程度とされ、近年増加傾向です。尋常性乾癬の諸症状に加え、全身の関節に炎症、強ばり、変形などが起こり、痛みます。指の第一関節に起きる点が関節リウマチとの相違点であります。関節症状と皮疹症状は必ずしも連動しません。代表的な部位は膝関節、指関節、手首、足首などです。
膿疱性乾癬
急激な発熱を伴い全身の皮膚が潮紅し無菌性膿疱が多発する稀な疾患で、皮膚症状は掌蹠膿疱症と似ているため、掌蹠膿疱症との鑑別診断が必要です。
滴状乾癬
皮疹は乾癬に類似しますが、その一つ一つが小さいです。扁桃炎などの前駆症状後に発症することが多く、尋常性乾癬に比べ若年者の発症頻度が高い疾患です。