ホワイトニングをして後悔してしまったというエピソードはありませんか?
この記事では、ホワイトニングをする際に後悔したという失敗談からホワイトニングをする際の注意点を解説します。
失敗談で多いのが「思っていたよりも痛かった」「メンテナンスが大変」という体験です。
ホワイトニングをする際は担当医などの説明や注意点をよく理解して臨みましょう。
後悔しないホワイトニングをして白い歯を手に入れましょう!
<この記事で分かること> ホワイトニングはどこまで白くなる? ホワイトニングで失敗したエピソード ホワイトニングで失敗しないためには何に注意すればいい? ホワイトニングの料金相場はいくらぐらい?
ホワイトニングで歯は白くなる?
ホワイトニングは以下の4種類があります。
それぞれの方法について自宅でホワイトニングをするのか、クリニックでホワイトニングをするのかという違いがあります。
特に、自宅でホワイトニングをするホームホワイトニングでは歯科医のアドバイスをしっかり守りながら施術を進める必要があります。
種類 | 内容 |
---|---|
ホームホワイトニング | 1度来院した後に自宅でホワイトニングを進める |
オフィスホワイトニング | クリニックでホワイトニングを進める |
セルフホワイトニング | サロンに行って自分でホワイトニングをする |
デュアルホワイトニング | ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの併用 |
ホワイトニングはどこまで白くなる?
ホームホワイトニングはどこまで白くなるのでしょうか?
ホワイトニングの効果は個人差があります。
また、施術を行う方法や回数によっても効果にバラつきがあるものです。
芸能人のような白い歯を手に入れるには、クリニックに何回も通って本格的な施術をする必要があります。
ホワイトニングの歯茎への影響
ホワイトニングをする際に注意したいのが歯茎への影響です。
ホームホワイトニングでは1度クリニックに通ってから薬剤(ホワイトニング剤)を手配してもらえるので、歯茎に影響があることは少ないです。
しかし、独自に市販の薬剤を手に入れた場合には歯茎に影響が出てしまう場合があります。
市販の薬剤は高濃度のものを使用していることがあるため注意してください。
歯茎へ影響することないように、市販の薬剤は使わずにクリニックで薬剤を貰うことがおすすめです。
オフィスホワイトニングは何回で白くなる?
オフィスホワイトニングはクリニックに通う必要がありますが、気になるのが「何回で白くなるのか?」ということです。
オフィスホワイトニングの平均的な通院回数は3~5回とされています。
週に1度の施術で3~5回通うので、1ヵ月前後でホワイトニング完了します。
オフィスホワイトニングは効果が表れるのが早いですが、効果が持続するのは6ヵ月ほどです。
ホワイトニングで使用する薬剤
ホワイトニングでは薬剤に含まれる漂白成分を使って歯を白くします。
ホワイトニングで使用する薬剤に含まれる漂白成分として、以下の3種類があります。
- 過酸化水素
- 過酸化尿素
- 酸化チタン
このうち、過酸化水素と過酸化尿素は薬事法によって歯科医と歯科衛生士にしか取り扱いが許されていません。
そのため、ホワイトニングでしっかりした効果を出したい場合はクリニックで薬剤を処方してもらいましょう。
ホワイトニングの失敗談
ホワイトニングをして後悔した、という方にはこんな失敗談があります。
- 知覚過敏に染みて激痛がした
- 歯が黄ばんでしまった
- 料金が高かった
ホワイトニングをする際には歯科医と痛みについて相談できます。
不安があるようでしたら歯科医と相談しておきましょう。
失敗談1.知覚過敏に染みて激痛がした
ホワイトニングの後悔エピソードで多かったのが、「思ったよりも痛かった」というものです。
事前にホワイトニングの痛みについて確認しておけば、鎮痛剤の使用なども含めて対策を検討できます。
実際にホワイトニングをされた方の中には、終了してからも痛みを感じているという意見があります。
痛みが激しい場合には歯の神経に異常がある可能性があるので、歯科医に相談してください。
Q.本日初めてホワイトニングを歯医者でやりました。
引用:Yahoo!知恵袋
終了して約3時間経ちますが、定期的に神経の痛み、しかも激痛を感じます。
その時によって痛む場所は違いますが、どれも激痛です。
A.そんなに痛いと歯の神経が死んでしまったり副作用が出てしまいますよ。
引用:Yahoo!知恵袋
虫歯や知覚過敏、歯のヒビ等の問題はチェックされてますか?通常は鎮痛薬が必要なほど痛くないです。
知覚過敏に注意
ホワイトニングをした後に一時的に知覚過敏の状態になることがあります。
知覚過敏の原因として考えられるのが、歯が脱灰という状態になっていることです。
脱灰は一時的な症状なので、時間が経てば解消されます。
ホワイトニングをしてからしばらく痛みが引かない場合は何らかの問題が発生している可能性があるので、歯科医に相談してください。
<脱灰とは?> 脱灰とはホワイトニング剤が溶け出している状態のこと ホワイトニング剤は酸性であることから、脱灰の原因となる 脱灰自体は酸性のものを口にすると起こる日常的な現象
歯にヒビが入っていないか?
歯にヒビが入っている場合、日々のケアでホワイトニング剤が浸透して歯がダメージを受ける場合があります。
ヒビが入っている場合、ホワイトニングは難しいのでクリニックで検査を受けましょう。
失敗談2.歯が黄ばんでしまった
ホワイトニングで歯が黄ばんでしまうことがあります。
歯の表面には、「ペリクル」という成分があります。
ホワイトニング剤によってペリクルが剥がれて、ホワイトニングの漂白成分が浸透してしまうのです。
ペリクルが剥がれている最中に色の濃いものを口に含んでしまうと、食べ物の色が歯に付着して黄ばみの原因となってしまいます。
ホワイトニングをした直後(12~24時間以内)は以下の色の濃い食べ物や調味料を避けましょう。
<色の濃い食べ物・調味料> コーヒー、紅茶、赤ワイン、ぶどうジュース、チョコレート、ソース(ケチャップ、ウスターソースなど)
失敗談3.料金が高かった
ホワイトニングは健康保険が適用されないので、料金が高くなりがちです。
クリニックを利用する「オフィスホワイトニング」あるいは「ホームホワイトニング」では安くても2万円という料金相場になります。
ホワイトニングをする際の注意点
ホワイトニングをする際の注意点として、以下5点について注意してください。
- 事前にカウンセリングを受ける
- 定期的なメンテナンスをする
- 食後はすぐ歯ブラシをする
- 色の濃い食べ物は避ける
- 研磨剤の使ってない歯磨き粉を使う
事前にカウンセリングを受ける
ホワイトニングは大切な歯に関する施術ですので、事前あるいは事後にカウンセリングを受けることをおすすめします。
事前のカウンセリングでは施術の方法に関する説明や、痛みが発生した場合の対処法などを相談できます。
事後のカウンセリングでは施術前に比べた際の変化点などをチェック可能です。
定期的なメンテナンスをする
ホワイトニングを長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要です。
施術をした後でも、食べ物などの影響ですぐに色がついてしまいます。
メンテナンスの方法としては歯ブラシのほか、クリニックでのクリーニングがおすすめです。
クリニック(歯科医)では自分では落としきれない歯の汚れを洗い落とせるため、ホワイトニングの効果を長持ちさせられます。
食後はすぐ歯ブラシをする
ホワイトニングをしている間は食後にすぐ歯ブラシが必要です。
ホワイトニング剤を塗っていると、歯に色や汚れがつきやすい状態になってしまいます。
汚れをすぐに落とせるように、早めに歯ブラシすることを心がけましょう。
色の濃い食べ物は避ける
ホワイトニングをしている最中は色の濃い食べ物は避けましょう。
ホワイトニングの薬剤を使っている間は歯が着色しやすい状態になっています。
その期間中に色の濃いものを食べてしまうと、歯が黄ばんでしまう原因になってしまうため、注意してください。
研磨剤の使ってない歯磨き粉を使う
ホワイトニング中には、使用する歯磨き粉にも注意しましょう。
歯磨き粉の中には研磨剤が入っているものがありますが、研磨剤の入った歯磨き粉を使ってしまうと歯が傷ついてしまいます。
ホワイトニングをしている間や、ホワイトニングをした直後は研磨剤不使用の歯磨き粉を選ぶようにしてください。
歯磨き粉を選ぶのでしたら、ホワイトニング用の歯磨き粉というものがおすすめです。
分割ポリリン酸ナトリウムを配合した歯磨き粉を使っているので、黄ばみを除去するとともに歯をコーティングできます。
ホワイトニングを避けるべき人
ホワイトニングを避けるべき人として、以下のケースが挙げられます。
- 無カタラーゼ症の方
- 人工の歯(入れ歯や差し歯)がある人
- 歯にヒビがある人
- 歯の神経を抜いてしまった人
- 妊娠中、授乳中の方
特に、無カタラーゼ症の方は身体に大きな被害をもたらす影響があります。
また、入れ歯や差し歯など人工の歯を使っている人もホワイトニングを避けてください。
無カタラーゼ症の方
無カタラーゼ症の方は危険な症状を招く危険性があるのでホワイトニングを避けてください。
無カタラーゼ症(別名「高原氏病」)とは、過酸化水素を分解できない遺伝病です。
有害物質が体内に残ってしまうため、ホワイトニングは推奨されていません。
過酸化水素を分解する「カタラーゼ」が不足している病気。
先天性の遺伝的酵素欠損の代表例で、常染色体性劣性遺伝病の一つ。■無カタラーゼ症はホワイトニングの絶対的禁忌症
引用:無カタラーゼ症(むかたらーぜしょう)|インプラントネット
無カタラーゼ症を診断された患者は、過酸化水素を含む薬剤によるホワイトニングは決して行ってはいけない。
過酸化水素が分解できないため、有害物質として体内に残ってしまい、進行性口腔壊死などの危険な症状を招く恐れがある。
人工の歯(入れ歯や差し歯)がある人
ホワイトニングに効果があるのは神経が通った天然の歯のみです。
入れ歯や差し歯など、人工の歯を使っている方や歯の神経を抜いてしまった人は、ホワイトニングの効果が出ません。
歯にヒビがある人
歯にヒビがある人はホワイトニング剤の刺激が歯に浸透してしまい、強い痛みの原因になってしまいます。
ホワイトニングをする際にはクリニックで検査を受けるようにしましょう。
妊娠中・授乳中の方
妊娠中あるいは授乳中の方は乳児に影響を与える恐れがあるため控えましょう。
妊娠中はホルモンバランスが不安定で口内環境が乱れがちです。
虫歯など口内環境が気になるという方は歯科医でクリーニングを受けるのがおすすめです。
ホワイトニングの料金相場を比較!
ホワイトニングは種類によって料金相場が異なります。
一般的な料金相場は以下の通り、デュアルホワイトニングが1番料金が高く、セルフホワイトニングが1番安くなっています。
内容 | 料金相場 |
---|---|
ホームホワイトニング | 20,000~50,000円 |
オフィスホワイトニング | 20,000~70,000円 |
セルフホワイトニング | 1,000円~10,000円 |
デュアルホワイトニング | 50,000~100,000円 |
セルフホワイトニングは料金が安い一方で、医療行為ではないためホワイトニングの効果は表れにくいです。
クリニックでホワイトニングをすれば料金は高くなりますが、その分しっかりしたホワイトニングの効果を実感しやすいでしょう。
後悔しないホワイトニングをしよう!
ホワイトニングで後悔しないためにはホワイトニングをする際の注意点を守ることが重要です。
ホワイトニングで失敗という方の中には、「思っていたよりも痛かった」「効果が出ない」「逆に黄ばんでしまった」「料金が高かった」というエピソードがあります。
ホワイトニングは自分の大切な歯を扱う施術ですので、後悔しないために歯科医や歯科衛生士とカウンセリングを通じてよく相談しておきましょう。