この記事では「デュアルホワイトニング」について紹介していきます。
「デュアルホワイトニングのメリット・デメリット」や「デュアルホワイトニングの注意点」についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
また「裏側矯正の値段」が知りたい方は、こちらにて解説を行っていますので、ぜひ確認してみてください。
デュアルホワイトニングとは?
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行うホワイトニングを意味します。
歯科クリニックで処方してもらった薬剤を自宅で使う「ホームホワイトニング」と、歯科クリニックで施術を受ける「オフィスホワイトニング」を組み合わせた方法です。
デュアルホワイトニングについて、以下2つの項目を紹介していきます。
- 薬剤
- 種類
これからデュアルホワイトニングを受けたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
薬剤
デュアルホワイトニングでは、ホームホワイトニングで使用される過酸化尿素を含む薬剤と、オフィスホワイトニングで使用される過酸化水素を含む薬剤を使用します。
過酸化尿素配合薬剤によるホワイトニングは白さが長続きしやすいのですが、即効性が低いのがデメリットです。
一方、過酸化水素配合薬剤は、色戻りがしやすいデメリットがあるものの即効性が高いため、短期間で白い歯を目指せます。
2種類の薬剤で、持続性と即効性を得られるのがデュアルホワイトニングです。
種類
デュアルホワイトニングに使用されているオフィスホワイトニングとホームホワイトニングでは種類が異なります。
種類が異なると薬剤や照射方法なども変わるため、自分に合ったホワイトニング方法を選ぶのが重要です。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの種類には以下が挙げられます。
ホワイトニングの種類 | 特徴 | 費用相場 |
ブライトホワイトニング(オフィスホワイトニング) | 紫外線が発生しないライトと低温度の薬剤を使用した、安全性が高いオフィスホワイトニング方法です。 | 1回60,000~70,000円 |
ズームホワイトニング(オフィスホワイトニング) | 米国では高いシェア率を誇る、波長の短い光を照射して効率良く歯を白くするホワイトニング方法です。 | 1回25,000~50,000円 |
ティオンオフィス(オフィスホワイトニング) | エナメル質が剥がれにくい薬剤を使用して低温度で照射を行うため、低刺激でホワイトニングを受けられます。 | 1回25,000~50,000円 |
ルマクール(オフィスホワイトニング) | LEDを照射して歯を白くする、米国で一般的に使用されているホワイトニング方法です。 | 1回10,000~30,000円 |
半導体レーザーホワイトニング(オフィスホワイトニング) | 照射時間が短く、高い漂白作用がある薬剤を使用するホワイトニング方法です。短期間で歯を白くすることができます。 | 1回10,000~50,000円 |
ビヨウド(オフィスホワイトニング) | 日本人の歯に合わせて開発されており、紫外線や温度による刺激が少ないホワイトニング方法です。 | 1回10,000~30,000円 |
オパールエッセンス(ホームホワイトニング) | 米国で一般的に使用されている、粘着性のあるジェルを使ったホワイトニング方法です。 | 約5000円(約2週間分) |
ナイトホワイトエクセル(ホームホワイトニング) | 日本で一番最初に認可されたホワイトニングで、多くの歯科クリニックが採用している方法です。 | 約7,000円(約10日分) |
ディオンホーム(ホームホワイトニング) | ジェルが少量でも広範囲をカバーできるため、他のホワイトニング方法に比べて価格が抑えられます。 | 約5,000円(約2週間分) |
ホワイトニングは種類が多いため、自分の要望や予算に合ったホワイトニングを採用している歯科クリニックを選ぶことをおすすめします。
デュアルホワイトニングのメリット
デュアルホワイトニングのメリットを把握しておくと、自分に合っているかの判断が可能です。
デュアルホワイトニングのメリットには以下が挙げられます。
- 自然な白い歯を目指せる
- 色が戻りにくい
- 虫歯や歯周病を予防できる
下記にてメリットを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
自然な白い歯を目指せる
デュアルホワイトニングは、歯の表面の構造変化が起こりにくいため、自然な白い歯を目指すことが可能です。
オフィスホワイトニングでも、短期間で歯を白くできますが、デュアルホワイトニングでは、より効果的に歯を白くすることが可能です。
また、歯を削らなくてもよいため、はじめてホワイトニングを利用する方でも、安心して施術を受けられます。
色が戻りにくい
デュアルホワイトニングは、薬剤を効果的に浸透させられるため、色が戻りにくいのがメリットとして挙げられます。
オフィスホワイトニングで短期的に歯を白くして、その後ホームホワイトニングを行うと、歯の白さが持続しやすくなるでしょう。
ただしホワイトニングを受けた後に、着色しやすい飲み物や食べ物を摂ると色が戻りやすくなってしまうため注意が必要です。
虫歯や歯周病を防げる
デュアルホワイトニングでは歯全体のクリーニングが受けられます。
また、歯の表面をコーティングする効果にも期待できます。
さらにホワイトニングが虫歯予防になる理由については、以下が挙げられます。
- フッ素の取り込みが多くなる
- 再石灰化が進む
- フリーラジカルによる殺菌採用がある
- 歯の内部のカルシウムが表面に集まる
- 白さを保つために丁寧に歯を磨くようになる
歯を虫歯や歯周病を予防したいならデュアルホワイトニングはおすすめの方法です。
デュアルホワイトニングのデメリット
デュアルホワイトニングのデメリットを把握すると、イメージとのギャップを減らせるでしょう。
具体的なデュアルホワイトニングのデメリットには以下が挙げられます。
- 知覚過敏が起きやすい
- 全額自己負担である
- 通院が必要である
デメリットを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
知覚過敏が起きやすい
デュアルホワイトニングは、薬剤によって知覚過敏などの資格が起こりやすくなってしまうのがデメリットとして挙げられます。
クリニックによってホワイトニングに使用されている薬剤の種類や濃度は異なるため、カウンセリング時に確認をしておきましょう。
大抵の歯科クリニックでは、知覚過敏抑制剤を処方してもらうことができます。
そのため、歯の痛みに弱い方でも安心してホワイトニングを受けることが可能です。
全額自己負担である
デュアルホワイトニングは保険適用外で全額自己負担になるため、費用が高いのもデメリットです。
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせています。
そのため2つのホワイトニングの合計金額が全額自己負担です。
「なるべく安く歯を白くしたい」という方は、ホームホワイトニングかセルフホワイトニングも検討してみましょう。
通院が必要である
デュアルホワイトニングは、定期的な通院が必要であるのもデメリットです。
ただしホームホワイトニングでも薬剤の処方が必要になります。
また正しくホワイトニングを行っているかを確認するためには、定期的な検診が必要です。
白い歯を手に入れるためにも、しっかりと通院しましょう。
デュアルホワイトニングの注意点
デュアルホワイトニングをするなら注意点の把握も必要です。
把握しておくとせっかく白くしたのに色が元に戻ってしまったなどのリスクを減らせるでしょう。
具体的なデュアルホワイトニングの注意点については、以下が挙げられます。
- 着色しやすい食事は避ける
- 食事の前に水を飲む
- 個人購入したホームホワイトニングは避ける
注意点を紹介していきますので、これからデュアルホワイトニングを受けたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
着色しやすい食事は避ける
ホワイトニング薬剤を使用するとペリクルが剥がれて飲食物の色素が歯に着色しやすくなってしまうため、着色しやすい食事は避けましょう。
着色しやすい飲食物には、以下が挙げられます。
- コーヒー
- ココア
- 赤ワイン
- ソース
- ケチャップ
- チョコレート
- 豆乳 など
ペリクルは12時間~48時間で再生するとされています。
そのためホワイトニングから48時間は着色しやすい食事は避けるのがおすすめです。
食事の前に水を飲む
デュアルホワイトニングをするのなら、食事の前に水を飲むようにしましょう。
歯の表面が乾燥してしまうと、飲食物の色素が着色しやすくなってしまいます。
食事の前に水を飲むと、歯への着色の予防が可能です。
また、普段から口呼吸をしている方は歯の表面が乾燥しやすくなってしまうため、口が開きっぱなしにならないように注意してください。
水を飲むのが難しい時は、ガムを噛むと口の中の唾液量が増えて乾燥を防げます。
個人購入したホームホワイトニングは避ける
トラブルを未然に防ぐためにも、個人購入したホームホワイトニングは避けましょう。
海外通販サイトで購入したホームホワイトニングを使うと、薬剤が強すぎて歯茎のトラブルになってしまうケースもあります。
トラブルを避けるためにも、歯科医師からカウンセリングを受けたうえで、自分自身の歯に合ったホワイトニングを受けてください。
デュアルホワイトニングのよくある質問
デュアルホワイトニングのよくある質問についても紹介します。
- デュアルホワイトニングは強い痛みを感じますか?
- 差し歯でも白くなりますか?
デュアルホワイトニングでの不安を解消するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
デュアルホワイトニングは強い痛みを感じますか?
個人差はあるもののデュアルホワイトニングでは強い痛みを感じるリスクがあります。
痛みを感じやすいのはオフィスホワイトニングです。
そのため痛みに弱い方であれば、まずはホームホワイトニングを試してみることをおすすめします。
痛みへの対策をしているクリニックもありますので、相談してみましょう。
差し歯でも白くなりますか?
デュアルホワイトニングで差し歯を白くすることはできません。
ホワイトニングとは、薬剤を浸透させ色素を分解して歯を白くする治療方法です。
しかし差し歯は人工物で色素を分解できません。
白くしたいならセラミックへの変更を検討してみましょう。
デュアルホワイトニングで理想の白い歯を目指そう!
今回は、デュアルホワイトニングについて知りたい方に向けて、メリット・デメリット、注意点などを紹介しました。
デュアルホワイトニングのメリットには、以下が挙げられます。
- 自然な白い歯を目指せる
- 色が戻りにくい
- 虫歯や歯周病を予防できる
紹介した内容を参考に、ぜひデュアルホワイトニングで理想の白い歯を目指してみてください。