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ジルコニアクラウンが一番?セラミックごとの違い・寿命・デメリット

従来のむし歯治療では、強度や耐久性に優れた銀歯を被せ物に用いる治療が一般的でした。
しかし近年は白い歯を希望する人が多く、セラミッククラウンへの注目が高まっています。

以前のセラミッククラウンは強度に問題があり、歯ぎしりや噛みしめが強い人が使用すると、破損のおそれがありました。
現在は技術の向上によってセラミッククラウンの強度も向上し、幅広い人が安心して使用できるようになっています。

この記事では、セラミッククラウンの中でも人気の高いジルコニアクラウンと他のセラミッククラウンの違いなどについて解説しているので、セラミッククラウン選びに悩んでいる人は参考にしてみてください。

この記事を読むとわかること
  • セラミッククラウンの種類はどのくらいある?
  • ジルコニアとほかのセラミッククラウンの違い
  • セラミックかジルコニアどちらがいい?セラミッククラウンの選び方

セラミッククラウンはジルコニア以外にどのくらい種類があるの?

セラミッククラウンの中で人気が高いのはジルコニアクラウンです。
しかし「ほかにいい材質があるのではないか?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか?

そこで、セラミッククラウンの種類やジルコニアセラミックとの違いを解説していきます。

セラミッククラウンの使用を検討している人は特徴やメリット・デメリットを知り、自分に最も適した材質を選びましょう。

セラミッククラウンの種類はどのくらいある?

現在主流のセラミック材質は、5種類です。

しかし材質によっては利用に適していない歯もあります。

メリット・デメリットや寿命を解説していくので、セラミッククラウン選びをしている人は参考にしてみてください。

  • メタルボンド
  • e-max
  • ハイブリッドセラミック
  • オールセラミック
  • ジルコニアセラミック

メタルボンド

メタルボンドとは、金属の土台にセラミックをつけて審美性を高めた被せ物です。
土台が金属なので強度や精度が高いため、むし歯や歯周病のリスクが低いといわれています。

メタルボンドの寿命は7年程度が目安です。
使用年数が進むと金属が溶け出し、歯茎が黒く変色する「メタルタトゥー」と呼ばれる症状が見られることがあります。

メタルボンドのメリット

メタルボンドは土台に金属を使用しているので、破損しにくいのが魅力です。
加工精度が高く天然歯に近い色・見た目となり、ほとんど見分けがつきません。

汚れが付着しにくいので、2次むし歯や歯周病の心配も少ないといわれています。

メリット
  • 耐久性が高い
  • 強度が高い
  • 加工精度が高い
  • 2次むし歯のリスクが低い
  • 歯周病の心配が少ない
メタルボンドのデメリット

メタルボンドは金属を土台にセラミックを貼り付けているので、角度によっては金属の露出している部分が見えてしまいます。

長く使用を続けていると、歯茎が下がりメタルボンドと歯茎の間に隙間ができてしまう可能性もあるので注意が必要です。

また経年劣化によりセラミック部分が剥がれてしまう可能性もあるので、定期的なメンテナンスがかかせません。

デメリット
  • 角度によって金属が見えてしまう
  • 歯茎に隙間ができる可能性がある
  • 経年劣化でセラミックが剥がれる可能性がある

e-max

e-maxは、オールセラミックよりも審美性や耐久性が高い、新世代のセラミック素材といわれています。
ニケイ酸リチウム(ガラスセラミックス)を使用して作られているため、天然歯を傷付ける心配がなく、セラミック自体がすり減ることもありません。

e-maxの平均的な寿命は10年〜15年程度です。

e-maxのメリット

e-maxのメリットは、適度な硬さなので天然歯を痛める心配がないことです。
e-max自体の強度も高いので、従来のセラミックと比較すると過酷な使用状況にも耐えられます。

繊細な色調表現ができるので、天然歯により近く、高い審美性も魅力です。

メリット
  • 天然歯を痛めない
  • 強度・耐久性が高い
  • 審美性が高い
  • 金属を使用していない
  • むし歯のリスクが低い
e-maxのデメリット

e-maxは透明感が高いため、元の歯に着色汚れがあると黄ばんで見えるのがデメリットです。

審美性や耐久性などは技工士の力量に左右されます。

そのため色調が思うとおりにいかない可能性があるので注意してください。

デメリット
  • 元の歯に汚れがあると黄ばんで見える
  • 技工士の力量に左右される
  • 色調が思うとおりにいかない可能性がある

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックとはセラミックとレジンを混ぜ合わせた素材です。
2014年から保険適用での治療も可能になったため、銀歯の代わりとしても使われています。

ただし、ハイブリッドセラミックで保険治療をする場合は、国から認可を受けた歯科医で治療しなくてはいけません。

ハイブリッドセラミックの平均的な寿命は7年〜8年程度です。

ハイブリッドセラミックのメリット

ハイブリッドセラミックは保険適用での治療が受けられるので、費用を抑えてむし歯を白い歯に治療したい人におすすめです。

レジンと比較して強度と柔軟性があるので割れにくく、過度に力のかかる歯でなければ使用できます。
また、レジンよりも変色の心配がないことも魅力でしょう。

メリット
  • 保険適用内での治療ができる
  • レジンよりも強度がある
  • レジンよりも柔軟性が高い
  • レジンよりも変色の心配がない
ハイブリッドセラミックのデメリット

ハイブリッドセラミックのデメリットには、ほかのセラミッククラウンより審美性が低く、着色しやすいことが挙げられます。

強度面でも不安が大きいため、大臼歯への保険治療は不可です。

また保険治療を希望する場合は、対応している歯科医を探す必要があります。

デメリット
  • 審美性が低い
  • 着色しやすい
  • 強度面に不安がある

オールセラミック

オールセラミックとは、100%陶器で作られた被せ物です。
透明感があり審美性が高いことから、見た目を重視する人におすすめできます。

オールセラミックの寿命は7年〜10年程度です。

オールセラミックのメリット

オールセラミック最大のメリットは、審美性です。
透明感があり、天然歯と馴染むため、近距離で話しをしていても違和感がありません。

また、素材の劣化が少ないので、むし歯や歯周病のリスクも低いでしょう。

メリット
  • 審美性が高い
  • 透明感がある
  • 素材の劣化が少ない
  • むし歯のリスクが低い
  • 歯周病のリスクが低い
オールセラミックのデメリット

オールセラミックのデメリットは、硬度が高いため天然歯を傷付けてしまう可能性があることです。
治療する際に歯を削る量も多いので、強い痛みを感じる場合もあります。

また、強度はそれほど高くないので、歯ぎしりをすると割れてしまう可能性もあるでしょう。

デメリット
  • 天然歯を傷付けてしまう
  • 歯を削る量が多い
  • 耐久性が低い

ジルコニアセラミック

ジルコニアは人工ダイヤモンドと呼ばれ、高い耐久性と強度を誇る素材です。
強度が高いため、食いしばりによる影響が強い奥歯にも使用できます。

ジルコニアセラミックの寿命は、耐久性の高さから10年〜15年程度です。

ジルコニアセラミックのメリット

ジルコニアセラミックは強度や耐久性が高いため、奥歯への使用も可能です。
破損しにくい材質のため、スポーツなどにより歯へ強い衝撃がある人も使用できます。

着色汚れもつきにくく経年劣化も少ないので、メンテナンスを行えば長く使用できるでしょう。

メリット
  • 奥歯にも使用できる
  • 破損しにくい
  • 経年劣化が少ない
  • 着色がつきにくい
デメリット

ジルコニアセラミックは調整が難しいため、技工士の力量に大きく左右されます。
修正ができないため、調整に失敗すると作り直しをしなくてはいけません。

また、オールセラミックと比較して少し審美性に欠けるため、見た目重視の場合は物足りなく感じる可能性があります。

デメリット
  • 技工士の力量に左右される
  • オールセラミックと比較して審美性に欠ける
  • 修正が難しい

ジルコニアとほかのセラミッククラウンの違い

セラミッククラウンを選ぶ時、それぞれの特徴を比較したいと思う人が多いでしょう。
そこでセラミッククラウンの素材ごとの違いを以下の表にまとめました。

それぞれの特徴を比較したい人は、参考にしてみてください。

材質特徴メリットデメリット寿命費用
メタルボンド金属を土台にセラミックを貼り付けている耐久性が高い経年劣化が起こりやすい7年程度8万円〜15万円程度
e-max適度な硬度と柔軟性がある天然歯を痛めない元の歯の色に影響されやすい10年~15年程度5~10万円程度
ハイブリッドセラミック保険適用の治療ができる費用を抑えて白い歯にできる審美性や強度面に不安が残る7年~8年程度1万円程度(自費治療の場合、4万円から8万円)
オールセラミック透明感が高く審美性に優れている天然歯と謙遜がない耐久性が低い7年~10年程度8万円〜18万円程度
ジルコニアセラミック食いしばりや歯ぎしりにも強い奥歯へも使用できる修正や調整が難しい10年~15年程度13万円〜18万円程度

オールセラミックかジルコニアどちらがいい?セラミッククラウンの選び方

セラミッククラウンのおすすめの選び方を紹介します。

「それぞれの特徴やメリット・デメリットは分かったけれど、自分にどれが合うのか悩んでしまって決めかねている」という人もいるでしょう。

そのような人は、下記から自分に合ったセラミッククラウンを選んでみてくださいね。

  • 強度・咬み合わせを重視……メタルボンド
  • 歯に近い強度のクラウンを希望……e-max
  • 費用の安さを重視……ハイブリッドセラミック
  • 審美性・咬み合わせを重視……オールセラミック
  • 耐久性が高いクラウンを希望……ジルコニアセラミック

強度・咬み合わせを重視……メタルボンド

強度や咬み合わせを重視する人には、メタルボンドクラウンがおすすめです。

メタルボンドは金属を土台にしているので高い強度を誇ります。
精密な調整が可能なので、自分の咬み合わせにあった被せ物を作れることも魅力です。

歯に近い強度のクラウンを希望……e-max

歯に近い強度で負担をかけないセラミッククラウンを希望する人には、e-maxクラウンがおすすめです。

e-maxは一定の硬度と柔軟性を持っているため、周辺の歯を摩耗させる心配がありません。
ある程度の強度もあるので、壊れにくいことも魅力です。

費用の安さを重視……ハイブリッドセラミック

費用面を重視する人には、ハイブリッドセラミッククラウンがおすすめです。
ハイブリッドセラミックは保険診療ができるので、1万円程度で白い歯にできます。

ただし、治療ができる歯科医は限られているので注意しましょう。

審美性・咬み合わせを重視……オールセラミック

審美性と咬み合わせを重視する人には、オールセラミックがおすすめです。

オールセラミックは最も審美性の高いセラミック素材なので、見た目重視の人は満足できるでしょう。
ただし、破損しやすいので奥歯への使用はできません。

耐久性が高いクラウンを希望……ジルコニアセラミック

耐久性の高さを求めるなら、ジルコニアセラミッククラウンがおすすめです。

ジルコニアセラミックは人工ダイヤモンドと呼ばれるほど硬質な材質なので、食いしばりの影響によって破損しやすい奥歯へも使用できます。

スポーツをしている人や歯ぎしりがある人は、ジルコニアを選ぶのがおすすめです。

セラミックは材質によって特徴が違う!色・金属の有無・強度から自分に最適な被せ物を選ぼう

セラミックは材質によって特徴が異なり、セラミックの素材や使用したい部位によっては、治療に適していない場合があります。

セラミッククラウンを選ぶときは、色調や金属の有無・強度・耐久性・使用部位から、自分にあった素材のセラミックを選びましょう。

どのセラミックを選んだらいいのか悩んでいる人は、この記事で紹介しているセラミックの特徴やメリット・デメリットを参考にしてみてくださいね。

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