この記事では「口コボは自力で治せるのか」について紹介していきます。
結論、口ゴボは自力で治すことは不可能です。
癖の改善やトレーニングによって口ゴボを予防することにもつながりますが、口ゴボの症状がひどい場合には、外科手術や歯列矯正の処置が必要になります。
他にも「口ゴボが悪化する習慣」や「口ゴボを治す方法」についても解説します。
ぜひこの記事を参考に、口ゴボについて理解を深めてみてください。
また「前歯だけの部分矯正」について知りたい方は、こちらにて解説を行っていますので、ぜひ確認してみてください。
口ゴボは自力で治せる?
口ゴボは自力で治すことは不可能なので、あらかじめ注意が必要です。
治すためには、美容外科手術や歯列矯正が必要になるため、事前に歯科医院に相談しておくことをおすすめします。
基本的に、口ゴボは毎日行っている癖や習慣によって悪化している可能性が高いため、自分の癖や習慣を見直すことが重要と言えるでしょう。
また、口ゴボを無理やり自力で治そうすると、歯の寿命が縮まってしまったり、歯並びが悪くなってしまうリスクがあるため、自力では治そうとはせずに、専門的な歯科治療を受けるようにしましょう。
口ゴボが悪化する習慣
口ゴボが悪化する習慣については、主に以下が挙げられます。
- 口呼吸
- 舌の位置が悪い
- 下唇を噛む
- 幼少期の指しゃぶり
- 柔らかいものばかり食べている
それぞれの習慣について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
口呼吸
習慣的に口呼吸をしてしまうと、唇が前歯を押さえていない状態になってしまい、前歯が出やすくなってしまうため、口ゴボになりやすいと言えるでしょう。
また、口が開いている状態だと、口周りの筋肉が使われておらず、口ゴボ以外にも、二重顎やたるみの原因になってしまうリスクが高くなります。
舌の位置が悪い
口を閉じている時に、舌で前歯に触れてしまっていたり、押してしまうことが原因で口ゴボになってしまうケースも挙げられます。
舌の正しい位置については、上あごの裏側に舌が触れている状態が正しいとされています。
また、会話をしている時や食事をしている時などにも舌が出てしまう癖がある方は、噛み合わせが悪くなったり、口ゴボになってしまうリスクが高くなります。
下唇を噛む
前歯で下唇を噛む癖があると、前歯が前に出てしまう力が働いてしまうため、口ゴボになりやすくなるため注意が必要です。
下唇を噛んでしまう心理として、緊張していたり、ストレスがかかってしまっている状態だと、下唇を噛んでしまう方が多くいる傾向です。
基本的に、一度でも歯並びが動いてしまうと、自然にもとに戻すことは難しく、矯正治療が必要になってしまうため、あらかじめ注意が必要です。
幼少期の指しゃぶり
幼少期の指しゃぶりが癖になっていた場合にも、歯並びが乱れやすくなってしまい、口ゴボになりやすいです。
指しゃぶり自体をやめさせる必要はありませんが、3歳を過ぎても指しゃぶりをしている場合には、少しずつやめさせるようにしましょう。
柔らかいものばかり食べている
柔らかいものばかり食べてしまうと、顎が未発達になってしまい、口ゴボになってしまうケースも見られます。
幼少期から硬いものを積極的に食べることで、顎を鍛えることができ、歯並びが乱れてしまうリスクを少しでも減らすことにつながります。
成人になった場合でも、柔らかいものばかり食べてしまうと、口ゴボになってしまうリスクが高くなるため、あらかじめ注意が必要です。
口ゴボを治す方法
口ゴボを治す方法を把握しておくことで、自分に合っている治療方法を選ぶことにもつながります。
具体的な口ゴボを治す方法については、以下が挙げられます。
- ワイヤー矯正
- インビザライン
- セラミック矯正
- 小児矯正
それぞれの項目について紹介してきますので、口ゴボを治したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは、前歯の表面に矯正装置を装着して、そこにワイヤーを通して歯並びを綺麗に矯正を行う治療方法です。
口ゴボを治療する際に、ワイヤー矯正治療は多く利用されている実績があります。
矯正力も高く、口ゴボ以外にも多くの症例にも対応することができるメリットも挙げられます。
インビザライン
インビザラインとは、マウスピース矯正のこと指し、矯正装置が目立ちにくく、見た目を気にせずに口ゴボの治療を行うことが可能です。
歯磨きや食事をするときには、取り外すことができるため、ストレスが少ないメリットも挙げられます。
違和感や痛みが少ない特徴もあるため、気軽に口ゴボの治療をしたいという方にもおすすめな治療方法と言えるでしょう
セラミック矯正
セラミック矯正は、歯を削って人工歯を取り付けて歯並び良くする治療方法のことを指します。
短期間で治療を完了させることができ、自分の要望に合わせて歯の色や形に調整することが可能です。
後戻りのリスクが少ないメリットもあるため、予算に少し余裕がある方は、セミラック矯正を選ぶことをおすすめします。
小児矯正
小児矯正とは、子供の頃から歯列矯正を行う治療方法のことを指します。
顎の骨を拡大することができ、歯並びが悪くなるリスクを少しでも減らす効果を期待することが可能です。
また、成人する前に矯正を行うことができるため、歯の移動速度が早く、短期間で治療を完了させることも可能です。
口ゴボを放置することの悪影響
口ゴボを放置することの悪影響について把握しておくことで、口ゴボによる被害を最小限に抑えることにもつながります。
具体的な口ゴボを放置することの悪影響については、以下が挙げられます。
- 見た目が悪くなる
- むし歯や歯周病のリスクが高くなる
- 顎関節への負担が増加する
- ほうれい線が目立ちやすくなる
見た目が悪くなる
口ゴボは、上前歯が前方に突き出てている状態になってしまっているため、見た目が悪くなる悪影響があります。
実際に、笑ったときに出っ歯が出てしまうことがコンプレックスとなっている方も少なくありません。
また、口ゴボを早期治療しなければ、さらに前歯が前方に突き出てしまう可能性があるため、なるべく早く治療を行うことをおすすめします。
むし歯や歯周病のリスクが高くなる
口ゴボは、歯並びが悪くなっているケースが多くあるため、磨き残しが起こりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。
また、口が開きやすく、乾燥しやすくなってしまうため、細菌増殖が起こりやすくなってしまうデメリットも挙げられます。
顎関節への負担が増加する
噛み合わせが悪くなってしまうため、顎関節への負担が増加してしまうデメリットが挙げられます。
また、食べ物も噛み切ることができなかったり、発音に影響してしまったりする可能性もあります。
普段の生活に悪影響が出てしまうので、早急に治療を行うことをおすすめします。
ほうれい線が目立ちやすくなる
口ゴボになってしまうと、口が閉じにくくなってしまうため、ほうれい線が目立ちやすくなってしまう悪影響が挙げられます。
口が閉じていないと、口元の筋肉が低下してしまい、口元や頬がたるみやすくなります。
実際に、口ゴボを治療したことによって、ほうれい線がなくなり、見た目が良くなったという方も多くいます。
口ゴボの予防方法
口ゴボの予防方法については、以下のとおりです。
- 硬いものを食べる
- 鼻呼吸を意識して行う
- 指しゃぶりする癖をやめさせる
それぞれの予防方法について解説していきます。
硬いものを食べる
硬いものを普段から食べることで、顎の筋肉を鍛えることができるため、口ゴボを予防することにもつながります。
口ゴボの原因として、顎周りの筋肉が弱ってしまっていたり、歯ぐきを支える力が弱くなっていることが挙げられます。
子供の頃から硬いものを食べることを意識することはもちろん、成人になって柔らかいものばかり食べてしまうと口ゴボになってしまうリスクもあるため、あらかじめ注意が必要です。
鼻呼吸を意識して行う
普段から鼻呼吸を意識して行うことによって、口ゴボを予防することにもつながります。
口呼吸をしてしまうと、歯ぐきを支える筋肉が弱くなってしまい、歯並びが悪化しやすくなってしまうリスクがあります。
また、舌が宙ぶらりんになってしまうため、前歯が前方に押されてしまい、出っ歯になりやすくなるため、口呼吸をしている方は、口ゴボになりやすくなってしまうリスクが高まります。
指しゃぶりする癖をやめさせる
幼少期から指しゃぶりをする癖がある方は、顎の形成や歯並びに悪影響を与えてしまうリスクが高くなります。
そのため、指しゃぶり癖を矯正することは口ゴボを予防する上で有効に働きます。
本来指しゃぶりは、母乳を吸うための練習として行っているため、無理にやめさせる必要はありませんが、4歳になっても癖が治らない場合には矯正するようにしましょう。
口ゴボの治療費用
基本的に、口ゴボの治療費用は、保険適用外になるため、費用が高額になってしまいます。
一人ひとりの歯並びや口内状態によって異なりますが、口ゴボの治療費の相場は、100万円前後です。
歯科医院によっては、格安で口ゴボの治療を受けることができますが、逆に歯並びが悪くなってしまったり、治療期間が長くなってしまったりするなどのリスクがあるため、実績が豊富で信頼できる歯科医院を選ぶことをおすすめします。
カウンセリングの際に、自分自身の要望を聞いてもらえることはもちろん、最適な治療方法の提案をしてもらえる歯科医院を選ぶことが重要と言えるでしょう。
歯科医院を受診して口ゴボを治そう!
今回は、口ゴボについて知りたい方に向けて、口ゴボが悪化する習慣や口ゴボを治す方法などについて紹介しました。
口ゴボが悪化する習慣については、以下が挙げられます。
- 口呼吸
- 舌の位置が悪い
- 下唇を噛む
- 幼少期の指しゃぶり
- 柔らかいものばかり食べている
また、口ゴボを治す方法を把握しておくことで、自分に合っている治療方法を選ぶことにもつながります。
今回紹介したことを参考に、歯科医院を受診して口ゴボを治しましょう。