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歯の黒い点の正体とは?虫歯?原因や取り方、防ぐ習慣をご紹介

はてな

当記事では、歯に発生する黒い点の正体、取り方、発生を防ぐための6つの習慣について解説します。歯にできた黒い点が気になっている方、黒い点を取り除きたいと考えている方は、ぜひお読みください。

歯の黒い点の正体とは?考えられる3つの原因

歯に黒い点がついていた場合に考えられる原因は、主に以下の3つです。

  • 着色
  • 歯石
  • 虫歯

着色

コーヒー

着色汚れ、つまりステインが原因となっているケースがあります。ステインは、歯の全体を覆っている物質「ペリクル」がタバコのヤニやタンニンと結合することで生まれます。タンニンは、紅茶やコーヒーなどに含まれている物質です。

着色が原因かどうかの判断基準は、黒い点の場所です。とくに前歯の裏にある黒い点は、着色が原因の可能性が高いでしょう。

歯石

「縁下歯石」と呼ばれる、黒い歯石がついているケースもあります。歯茎よりも下についていた場合、歯石が原因の可能性が高いです。

虫歯

歯に黒い点が見られる場合、虫歯の可能性があります。黒い点が大きければ大きいほど虫歯も大きいと思われがちですが、必ずしもそうとはいい切れません。表面に見えている点は小さくても、歯の内部に大きな虫歯が潜んでいるケースもあるためです。

黒い点が虫歯であった場合、歯科医院でレントゲンを撮影することで、どのくらい虫歯が進行しているかをチェックすることができます。気になったら、まずは歯科医院へ行くようにしましょう。

黒い点が虫歯かどうかは歯科医院で確認するのが一番ですが、黒い点がただの点ではなく穴状になっていた場合は、ほぼ間違いなく虫歯だと考えてよいでしょう。

歯の黒い点の取り方

歯の黒い点の取り方は、原因によっても異なります。以下では、着色・歯石・虫歯それぞれのケースの取り方を解説していきます。

着色による黒い点の場合

着色による黒い点であった場合、ステインは歯の表面に硬くくっついているため、うがいやブラッシングなどのセルフケアでは取ることがほぼ不可能です。

着色による黒い点は、歯科医院のクリーニングで除去できる可能性があります。クリーニングでは、特殊な機器を用いて着色汚れを落とします。より徹底的に取り除きたい場合は、歯のホワイトニングを行うのもおすすめです。

歯石よる黒い点の場合

歯石の場合、歯石の除去を患者さん自身で行うのは困難です。歯石ができていた場合は、歯科医院に行くようにしましょう。歯科医院では、歯石の除去に特化した専用の器具で歯石を取り除いてもらうことができます。

虫歯よる黒い点の場合

虫歯になった歯はセルフケアで治すのが難しいため、すぐに歯科医院へ行くようにしましょう。歯科医院では、虫歯の進行度合いに応じた治療を受けることができます。

歯の黒い点を防ぐ6つの習慣

普段の生活習慣を改善することで、歯に黒い点ができるのを防ぎやすくなります。具体的には、以下のようなことを意識的に習慣づけるようにしましょう。

  • 食事はよく噛んで食べる
  • 食べたあと・飲んだあとの歯磨きを丁寧に行う
  • デンタルフロスを活用する
  • 口呼吸にならないよう意識する
  • キシリトールのガムを噛む
  • 禁煙する・喫煙の回数を減らす

食事はよく噛んで食べる

咀嚼の回数を増やすと、唾液が多く分泌されるようになります。唾液には、口内の細菌や食べ物のカスを洗い流す作用があるとされています。口のなかがきれいになりやすくなるため、虫歯ができにくくなり、虫歯による黒い点ができるのを防ぐことにつながるでしょう。

食べた後・飲んだ後の歯磨きを丁寧に行う

歯磨きを丁寧に行うことで、プラークや歯石が口のなかに残りにくくなります。プラークが口のなかに残っていると、プラークのなかにある細菌が歯を溶かし、虫歯になりやすくなってしまいます。また、長い期間放置されたプラークは、やがて歯石へと変わります。

虫歯や歯石が口内に発生すると、黒い点ができることにつながるため、歯磨きでしっかりとプラークを落とすようにしましょう。

デンタルフロスを活用する

歯磨きは、ほとんどの人が毎日行っているでしょう。しかし、デンタルフロスまで使用している人は多くないのではないでしょうか。

歯と歯の間や歯と歯茎の間は毛先が届きにくいため、歯ブラシでのブラッシングだけだと、どうしても汚れが残りやすくなってしまいます。

デンタルフロスは、歯ブラシでは届きにくいポイントを集中的に掃除できるアイテムです。歯ブラシを使用したあとにデンタルフロスで仕上げを行うことで、よりしっかりと汚れが取り除かれ、虫歯や歯石による黒い点の発生を防ぐことにつながるでしょう。

口呼吸にならないよう意識する

続いて身につけたい習慣として、口呼吸にならないよう日頃から意識するようにしましょう。口で呼吸を行うと、口のなかが乾燥しやすくなり、唾液の量が減ってしまうためです。

唾液には、以下のような作用があります。

  • 口のなかの細菌を洗い流す作用
  • 歯を硬くする作用
  • 細菌の繁殖を抑制する作用
  • 粘膜を守る作用

唾液の量が減少すると、上記のような唾液の働きも弱まります。すると虫歯菌が住みやすい環境となり、虫歯による黒い点ができやすくなってしまうのです。

黒い点の発生を防ぐためにも、普段から意識的に鼻で呼吸するようにしましょう。

キシリトールのガムを噛む

ガム

キシリトールには、虫歯の原因であるミュータンス菌の活動を弱くする働きがあります。また、キシリトールを摂取すると、虫歯を引き起こす原因であるプラークが歯に付着しにくくなったり、剥がれ落ちやすくなったりする作用も期待できます。

さらに、歯が再石灰化するのを促進し、歯を強く保つ作用も期待可能です。

キシリトールは歯を守るさまざまな作用が期待できる物質です。キシリトールのガムを日常的に噛むことで、虫歯になりにくくなり、虫歯による黒い点を防ぐことにもつながるでしょう。

禁煙する・喫煙の回数を減らす

タバコを吸う男性

できれば禁煙したり、喫煙の回数を減らしたりすることを心がけましょう。着色による黒い点のほとんどは、タバコが原因となっているためです。

着色によるステインは、歯科医院のクリーニングで取り除くことができます。しかしタバコを多く吸う習慣がある場合は、歯科医院で取り除いてもまたすぐに着色してしまうことになります。

タバコの量を減らさない限り、何度クリーニングしても黒い点がつくため、堂々巡りになる可能性が高くなるでしょう。喫煙回数をゼロにするか減らすことで、ヤニによる着色をあらかじめ防ぐことをおすすめします。

まとめ

歯に黒い点が見られる場合、着色・歯石・虫歯のいずれかが原因となっている可能性が高いといえます。黒い点の発生を予防したい場合、食事をよく噛む・デンタルフロスを活用するなど、日頃の習慣を改善することが重要です。

高輪クリニックグループでは、安全性の高さにこだわった、根拠の明確な生薬・再生医療を提供しています。歯に黒い点ができて気になっている方、歯についての悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。

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