自分自身の口臭を客観的に判断することは難しいです。他人から口が臭いと思われていないかと気になる人は老若男女を問わずに多いですね。そんな口臭が気になる人には、口臭を数値化できる口臭チェッカーの利用をおすすめします。この記事では、絶対失敗しない口臭チェッカーの選び方を解説し、もしも数値が高かった場合の対処法も紹介します。ぜひ最後までおつきあいください。
口臭チェッカーとはどんなもの？
口臭チェッカーとは、口臭を数値化できる機械です。自分自身の口臭には気付きにくく、無臭だと思っていたのに、家族や他人から口臭を指摘されてショックを受けたことがある人も多いでしょう。1度でもそのような経験があると自分の口臭について疑心暗鬼になりがちですよね。口臭チェッカーを使うことで口臭の有無を客観視して確認できます。
口臭チェッカーはさまざまなメーカーから発売されており、精度や機能は商品によって異なります。次に口臭チェッカーの選び方についてくわしく解説します。このアドバイスを参考にしながら、自分自身に合う使いやすい口臭チェッカーを見つけましょう。
絶対失敗しない口臭チェッカーの選び方
口臭チェッカー選びに悩んだら、以下の5項目に注目しましょう。
＜絶対失敗しない口臭チェッカーの選び方＞
- 口臭チェッカーの選び方①：センサーの精度
- 口臭チェッカーの選び方②：センサーの種類
- 口臭チェッカーの選び方③：測定スピード
- 口臭チェッカーの選び方④：持ち運びやすさ
- 口臭チェッカーの選び方⑤：操作性
それぞれの注目ポイントをわかりやすく解説します。
口臭チェッカーの選び方①：センサーの精度
センサーの精度が高くなければ、正確な口臭を測れません。センサーは口臭チェッカーの心臓部であり、センサーの精度が高いほど価格も高くなる傾向にあります。正確性を重視するならば、値段よりも性能に注目し商品選びを進めましょう。
口臭チェッカーの選び方②：センサーの種類
口臭チェッカーのセンサーには、以下のような種類があります。
＜口臭チェッカーのセンサーの種類＞
- 口臭チェックだけを行うセンサー
- 加齢臭も測定できるセンサー
- 臭い全般を測定できるセンサー
多機能な商品ほど価格が高くなります。口臭だけがわかればよいという場合は、口臭チェックに特化したセンサーを備えた商品を選ぶとよいでしょう。口臭以外の体臭も気になるならば、加齢臭やその他の臭いも測定できる口臭チェッカーの購入をおすすめします。
口臭チェッカーの選び方③：測定スピード
口臭チェッカーの種類によって測定スピードも異なります。自宅で測定する場合はとくに重視する必要はありませんが、外出先でも測定するなら測定スピードが速い商品のほうが便利です。他人に見られるリスクを減らし、短時間で口臭をチェックできる商品も販売されています。
口臭チェッカーの選び方④：持ち運びやすさ
外出先でも口臭チェッカーを使う場合は、持ち運びやすさにも注目しましょう。普段持ち歩いているカバンに収まるサイズのものや、持ち歩いても負担にならない重さのものを選ぶのがおすすめです。
口臭チェッカーの選び方⑤：操作性
測定スピードが速くても、操作性が悪くて扱いづらい商品を購入すると測定に手間取ってしまいます。電源ボタンのオン・オフのしやすさや、測定ボタンの押しやすさにも注目しましょう。なかにはキャップを開けるだけで電源オンになる口臭チェッカーも存在します。自分が使いやすい口臭チェッカーを見つけることで、日ごろの意識を高めることができます。
口臭チェッカーで臭いを測定する方法
口臭チェッカーの電源を入れてから、臭いの測定結果が出るまでの流れを紹介します。
- 電源をオンにする
電源をオンにして口臭チェッカーを起動します。電源の入れ方は商品により異なるため、購入前に操作方法のしやすさなどを確認しておきましょう。 - 息を吹きかける
口臭チェッカーに息を吹きかけます。正確な数値を測定するために、測定前に歯磨きやマウスウォッシュを使ったうがいは避けましょう。 - 測定結果を確認する
息を吹きかけてから数秒～数十秒後に、口臭チェッカーの液晶に測定結果が表示されます。数値を確認したら電源を切りましょう。
購入した商品によって使い方は若干異なりますが、基本的には上記の方法で口臭を測定できます。電源オンから測定完了まで、早ければ15秒前後です。
もしも口臭チェッカーの数値が高かった場合の解決策
もしも口臭チェッカーの数値が高く、口臭が強いと判定された場合にオススメの解決策を紹介します。
＜もしも口臭チェッカーの数値が高かった場合の解決策＞
- 数値が高い場合の解決策①：歯磨きの仕方を見直し
- 数値が高い場合の解決策②：よく噛んで食べることを意識する
- 数値が高い場合の解決策③：鼻呼吸を意識する
- 数値が高い場合の解決策④：生活習慣を見直す
- 数値が高い場合の解決策⑤：専門医に相談する
上記の対策は、将来的な口臭発生リスクを抑えるためにも有効なので、口臭チェッカーの数値が良好だった方にもおすすめです。それぞれの項目をくわしく解説していきます。
数値が高い場合の解決策①：歯磨きの仕方を見直し
口臭が強い場合、正しい方法で歯磨きができていない可能性があります。食べ物のかすが歯と歯の間に挟まったまま除去できないでいると、やがて発酵して強い臭いを放つため注意しましょう。食後は必ず歯磨きを行い、そのあとは口をゆすいでごみや菌を流すことが大切です。また、舌の表面に細菌が付いた状態の「舌苔」も臭いの原因になるため、タンクリーナーを使ったお手入れも合わせることをおすすめします。
数値が高い場合の解決策②：よく噛んで食べることを意識する
よく噛んで食べることを意識して、唾液の分泌量を増やしましょう。口腔内が乾燥すると、細菌が増殖しやすい環境が生まれてしまい、口臭が強くなりがちです。唾液を多く分泌させることで口のなかが潤うほか、唾液に含まれる殺菌作用が口内に行き渡り、虫歯や歯周病も防ぎやすくなります。
数値が高い場合の解決策③：鼻呼吸を意識する
口内の乾燥が口臭を招くことは、その前にも説明しました。口の中の清潔を保つには唾液の分泌を促すことがおすすめです。口呼吸も口内を乾燥させる大きな原因のひとつになるため、鼻呼吸を意識して口内を潤わせましょう。
数値が高い場合の解決策④：生活習慣を見直す
生活習慣の見直しも口臭の改善につながります。唾液の分泌量を増やすために噛みごたえのある食事を取り入れたり、血流を阻害する原因になるタバコの量を減らしたり、睡眠時間を増やして免疫力を高めたりすることが有効です。
数値が高い場合の解決策⑤：専門医に相談する
対策をしても口臭が治まらない場合は専門委に相談しましょう。虫歯や歯周病、鼻・喉の病気などが原因で口臭が発生している可能性もあります。専門医に相談すると口臭の原因を特定しやすくなるため、口臭の原因を絞って対策できるようになります。重大な病気のサインを見落とす心配もありません。
まとめ
口臭チェッカーは、自分自身の口臭を客観的に把握するためにとても役立ちます。自身の口臭が気になるならば、今回紹介したポイントを参考にして、自分に合った口臭チェッカーを購入しましょう。
また、口臭が認められる場合は専門医への相談をおすすめします。高輪クリニックでは医科と歯科の横のつながりを大事にした医療を行っています。口臭の原因を見逃さずに解決を目指すことが可能です。気になる人はぜひ一度ご相談ください。最初の一歩を踏み出すことで悩みから解放されるかもしれませんよ。
