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歯医者で「痛い」と感じる原因|治療中・治療後の痛みの対処法も紹介します

頬に手を当てる女性

歯医者を利用する際の心配事といえば「痛み」ではないでしょうか。以前に受けた治療中・治療後の痛みが忘れられず、歯医者に恐怖心を抱いている人も多いはずです。この記事では、歯医者で痛いと感じる原因と対処法を紹介します。痛みに配慮したクリニックを選び、快適な治療を受けましょう。

歯医者で痛いと感じる人は多い

口の中を覗く衛生士

歯医者で痛いと感じる人は、子どもから大人まで多くおられます。歯や口のなかが痛むタイミングは主に以下の2つです。

<歯が痛みやすいタイミング>

  • 治療中の痛み
  • 治療後の痛み

まずはそれぞれのタイミングでなぜ痛むのかをかんたんに解説しましょう。

治療中の痛み

歯の神経を刺激する治療を実施場合、痛みを感じやすくなります。麻酔を使用する際の冷気や、ドリルを使った摩擦熱によって神経が刺激され、痛みを感じやすくなるのです。治療中の痛みは一時的なものであり、治療を終えた瞬間、もしくは治療が終わってから一定の時間が経過すると和らぎます。

治療後の痛み

歯を削ったり、抜歯したりした際に使った麻酔が切れて、傷口が痛むことがあります。また、詰め物によって歯の高さが変わり、噛み合わせが悪くなって痛む場合もあるため注意が必要です。だんだん痛みが治まっていく場合はそのままにしていて構いませんが、何もしていないのにズキズキした痛みが続く場合はクリニックに相談しましょう。

歯医者での治療中に痛いと感じる原因

子供の口の中をチェックする様子

治療中に痛む原因を2つの項目に分けて、よりくわしく解説します。

<歯医者での治療中に痛いと感じる原因>

  1. 麻酔が足りていない
  2. 神経が炎症を起こしている

順番にチェックしていきましょう。

①麻酔が足りていない

治療に必要な麻酔が足りていない場合、痛覚が残っているせいで痛みを感じてしまいます。単純に麻酔の量を間違えたり、治療時間が想定外に長引いたりした場合に起こりがちな問題です。治療中の痛みがだんだん強まりだした場合は、医師に申告して対処してもらいましょう。

②神経が炎症を起こしている

炎症が神経にまで到達していると、歯の表面を削るだけでは解決できません。こういったケースでは、歯の神経を含む組織である「歯髄」を取り除く根管治療が必要です。歯の根っこの病気は発見しにくいため、顕微鏡を使った「精密根管治療」を受けられるクリニックの利用をおすすめします。

歯医者での治療後に痛いと感じる原因

歯医者で治療を受けたあとに痛いと感じる場合、原因は以下2つのうちいずれかと考えられます。

<歯医者での治療後に痛いと感じる原因>

  1. 神経がダメージを受けている
  2. 詰め物によってダメージを受けているから

順番に解説するので、チェックしておきましょう。

①神経がダメージを受けている

虫歯が進行すると、虫歯菌が神経まで侵してダメージを与えてしまいます。先述したとおり、歯の根っこの病気を発見するのは困難です。神経までダメージを受けていた場合、歯の表面だけの治療を受けて帰宅したとしても痛みが治まりません。残念ながら追加の根管治療が必要と考えましょう。

②詰め物によってダメージを受けているから

詰め物を使った治療を行った場合、治療した箇所の噛み合わせが高くなる可能性があります。他の歯との兼ね合いが悪くなった結果、咀嚼する度に痛みを感じる場合があるため要注意です。また、銀歯は熱伝導率が高いため、熱い物を食べたり飲んだりした際に痛みを感じる可能性があります。

歯医者で痛いと感じた時の対処法

歯科医が模型を使って説明する様子

歯医者で治療を受けている時、もしくは治療を受けて自宅へ帰った後に痛みを感じた場合は、状況に応じて以下の方法で対処しましょう。

<歯医者で痛いと感じた時の対処法>

  • 【治療中】「痛い」と担当医に伝える
  • 【治療中】痛みに配慮したクリニックを選ぶ
  • 【治療後】痛み止めを飲む
  • 【治療後】飲食物に注意する
  • 【治療後】治療日は湯船に入らない

それぞれの項目を具体的に解説します。

【治療中】「痛い」と担当医に伝える

治療中に我慢できないほどの痛みを感じた場合は、すぐに「痛い」と担当医に伝えましょう。器具を使った治療中などには声を出せませんが、この場合は片手を挙げてサインを送れば、異常が起きていることが担当医に伝わります。

痛みに対して充分に配慮している担当医・クリニックだとしても、痛みの度合いには個人差があるため、患者さんが無反応では痛んでいることに気付いてもらえません。麻酔が切れかけている可能性もありますから、痛みが強い場合は遠慮せずに申告してください。

【治療中】痛みに配慮したクリニックを選ぶ

クリニックによって治療方針や痛みに対する考え方が異なります。できるだけ患者さんが痛まずに済む方法を考えるクリニックもあれば「治療に多少の痛みは付き物」と割り切って対応するクリニックもあるので、自分に合ったクリニックを選ぶことが大切です。

治療中に痛みがあることを伝えても無視されたり、具体的な対応をしてもらえなかったりなど、あまりにひどい場合はクリニックの変更をおすすめします。カウンセリングの際、痛みに関する相談に親身になって乗ってくれたり、痛みにくい麻酔や器具を使用していたりするクリニックを選ぶことで、治療中の痛みが緩和される確率が高まるのです。

【治療後】痛み止めを飲む

治療後や帰宅後に痛みを感じる場合は、クリニックから処方された痛み止めや、市販の痛み止めを飲んで様子を見ましょう。治療中に麻酔を使っていた場合、麻酔の効果が切れて痛みが生じている可能性があります。ただし、治療から数日が経過しても痛みがまったく引かない場合は、担当医への相談がおすすめです。

【治療後】飲食物に注意する

歯の治療を受けた直後は口腔内がデリケートな状態です。些細な圧力が大きなダメージになる場合があるため、治療直後はできるだけ柔らかい物を食べましょう。ただし、柔らかい物ばかりを食べ続けていると咀嚼力が下がり、歯の健康を損ないます。治療完了からしばらく経ったのに咀嚼する際の痛みが引かない場合は、担当医に相談して歯の状態を確認してもらいましょう。

【治療後】治療日は湯船に入らない

とくに抜歯や根管治療などを実施した直後は入浴を控え、シャワーで済ませましょう。体温の上昇によって血流が促進されると、患部がズキズキと痛んでしまいます。同様の理由でスポーツなどの激しい運動をしたり、お酒を飲んだりといった行動もおすすめできません。

まとめ

歯医者で痛いと感じる理由は、治療中か治療後かによっても異なります。治療中に痛みを感じた場合は、まず遠慮せず「痛い」と担当医に伝えましょう。痛みへの対策・対応が軽んじられているならば、痛みに配慮した治療を行うクリニックに移ることも検討すべきです。

高輪クリニックでは、患者さんが痛みを感じにくい治療法を提案しています。根管治療が必要な場合は、顕微鏡を使った専門的な治療の実施が可能です。痛みの少ない治療をご希望ならば、症状を薬で抑える対症療法のみならず、根本改善を目指せる治療を志す当院にお任せください。

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