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セラミック治療は虫歯になりにくい?注意点と料金相場を比較

虫歯予防にはセラミック治療がおすすめです。
セラミック治療では従来の銀歯治療と違い、長持ちする素材を使用するため虫歯になりづらい施術です。

この記事では、セラミック治療の概要やセラミック治療をする際の注意点を解説します。
セラミック治療のメリットやデメリットを紹介していくので、虫歯治療の際に参考としてください。

<この記事で分かること>
セラミック治療とはどんな治療?
セラミック治療は虫歯予防になる?
セラミック治療のメリット・デメリットを知りたい
セラミック治療の料金相場はいくらぐらい?

セラミックは虫歯予防になる?

セラミック 虫歯

セラミック治療は安定性が高く、見た目が優れているという利点があります。

セラミック自体は人工の歯なので虫歯になることはありませんが、被せ物や詰め物を取り付けた支台歯は天然のものなので、虫歯になるリスクがあります。

ここでは、セラミック治療の虫歯リスクやセラミックの素材について確認していきましょう。

セラミック治療は虫歯になりにくい!

セラミック治療は、虫歯になりにくいメリットがあります。
特に、銀歯治療と比べると虫歯リスクを避けられる治療となっています。

セラミック治療が虫歯になりにくい理由として挙げられるのが以下3点です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

  • 理由①:セラミックは形が変わらない
  • 理由②:歯垢(プラーク)が付着しづらい
  • 理由③:温度による影響を受けない

虫歯になりにくい理由①:セラミックは形が変わらない

セラミック治療が虫歯リスクが低い理由として、セラミックは形が変わらない点が挙げられます。

銀歯治療の場合だと銀歯が溶けてしまうケースがあり、溶けた後に歯垢が溜まって、虫歯リスクを引き起こします。

虫歯になりにくい理由②:歯垢(プラーク)が付着しづらい

歯に歯垢(プラーク)が付着すると虫歯の原因となってしまいます。
通常の歯や銀歯の場合は、歯垢が付着してしまい、虫歯リスクが高い状態になります。

一方で、セラミックという素材は歯垢(クラーク)が付着しづらい素材でできているものです。

そのため、セラミック治療では歯垢が溜まりにくく、虫歯になりづらいのです。

ただし、日ごろからしっかり歯磨きをしていないと虫歯リスクは発生してしまいます。

虫歯になりにくい理由③:温度による影響を受けない

銀歯治療の場合は、熱いお茶やコーヒーを飲んだ時に変形する場合があります。
歯が変形すると、虫歯のリスクも高まってしまうのです。

セラミックは温度による影響を受けない素材でできているため、このような虫歯リスクを避けられます。

セラミックの素材は何年持つ?

セラミックの素材は一般的に10~20年持つとされています。
素材によっては20年以上持つこともあるため、非常に耐久性のある素材です。

セラミックの素材が劣化していると虫歯リスクが高まるため、定期的にメンテナンスをしましょう。

セラミック治療と銀歯治療の違い

セラミック治療と比較される治療方法として銀歯治療があります。

銀歯治療とは虫歯を治療した歯に金属の素材を被せる治療方法です。
銀歯治療は保険が適用される一方で、セラミック治療と比べて虫歯リスクが高くなっています。

セラミック治療と銀歯治療の違いとして以下の点が挙げられます。

項目セラミック治療銀歯治療
虫歯リスク
(虫歯リスクが低い)
×
(虫歯リスクが高い)
審美性
(見た目が良い)
×
(見た目が悪い)
耐久性
(劣化しづらい)
×
(劣化しやすい)
保険適用×
(全額自己負担)

(自己負担は3割)

銀歯は虫歯になりやすい?

銀歯は金属状の素材であるため、変形しやすく歯垢が溜まりやすいという特徴があります。

先ほども紹介したように、セラミック治療と比べると銀歯治療は虫歯リスクが高いです。

見た目上の問題

銀歯治療は、見た目上の問題で好ましくないという方が多いです。

銀歯は高温などで溶けだして変色する可能性があります。
対して、セラミック治療は天然の歯に近い色でできているため、自然な見た目になります。

見た目が気になるという人はセラミック治療を選択すると良いでしょう。

銀歯治療は耐久性が低い

銀歯は金属でできているため、経年によって劣化する可能性があります。

セラミックの素材は丈夫で長持ちなので耐久性が高く、1度の治療で長く使えます。

銀歯治療は保険対象

銀歯治療は健康保険の適用対象となるため、自己負担が軽くなります。

銀歯治療の自己負担は3割で済むため、費用面では銀歯治療にメリットがあります。

セラミック治療とはどんな治療?メリットを解説

セラミック 虫歯

セラミック治療は、虫歯などで失った歯をセラミックという素材で補う治療方法です。

セラミックは陶器のような素材でできており、安定性が高く見た目が優れているという特徴があります。
ここでは、セラミック治療のメリットについて確認していきましょう。

  • 虫歯になりづらい
  • 見た目が優れている
  • 丈夫で長持ちする
  • 金属アレルギーに対応できる

メリット1.虫歯になりづらい

セラミック治療は虫歯になりづらいメリットがあります。

そもそも虫歯になる原因は、詰め物や被せ物の隙間から虫歯菌が繁殖することが原因です。
セラミック治療は歯の隙間を考慮して緻密に作成するため、隙間が発生しづらくなっています。

そのため、セラミック治療では虫歯が再発しづらい治療方法となっています。

メリット2.見た目が優れている

セラミック治療は透明感や艶があり、天然の歯に見えるため、見た目が優れています。
治療した部分が目立たずに自然な仕上がりになるため、審美性に優れた仕上がりになるのです。

銀歯治療では治療した部分がくっきりと分かるようになってしまうため、不自然に見えることがあります。

メリット3.丈夫で長持ちする

セラミックは丈夫で長持ちする素材です。
金属のように経年劣化することが少ないため、長期間使えるというメリットがあります。

また、着色によって黄ばむことも少ないため審美性も長く保てるでしょう。

メリット4.金属アレルギーに対応できる

セラミック治療で使われる素材は金属を使用していないものが多いため、金属アレルギーの方でも安心して利用できます。

ただし、一部の治療では金属を利用しているため金属アレルギーがある人は注意しましょう。

セラミック治療の注意点とデメリット

セラミック 虫歯

セラミック治療の注意点やデメリットとして、以下の点が挙げられます。

  • 保険が適用されない
  • 歯を削る必要がある
  • 割れることがある
  • 日々のメンテナンスが必要

デメリット1.保険が適用されない

セラミック治療は、ほとんどの場合で保険が適用されません。

健康保険は「必要最低限な治療」とされますが、審美目的のセラミック治療は健康保険の適用対象とならないのです。
健康保険が適用されない場合は、治療費を全額自己負担しなければならないので出費が多くなります。

なお、保険が適用される治療として「CAD/CAM冠」という治療方法があります。
CAD/CAM冠は健康保険を適用できるため、自己負担を軽くしながらリーズナブルに治療ができる方法です。

デメリット2.歯を削る必要がある

被せ物や詰め物の治療をする際は多少の歯を削る必要があります。

とくにセラミック治療は銀歯治療と比べて歯を削る量が多いです。
歯を削ることで歯の寿命を縮めてしまうため、デメリットと言えるでしょう。

デメリット3.割れることがある

セラミック治療で使用する素材は丈夫で長持ちするものですが、絶対に割れないものではありません。

長年使用しているとヒビが入ったり劣化したりします。
例えば、歯ぎしりや歯を食いしばる機会が多いとセラミックが割れるリスクが高くなります。

セラミックを長く使用するためには取り扱いに注意して丁寧に取り扱いましょう。

デメリット4.日々のメンテナンスが必要

セラミック治療をする際は日々のメンテナンスが必要です。

歯科クリニックで定期健診に通うなど、セラミックを丈夫に使うためには日ごろから大事に使いましょう。

セラミック治療の料金相場

セラミック 虫歯

セラミック治療の料金相場はセラミック素材の種類によって異なります。

最も高価な「オールセラミッククラウン」は見た目にも美しいものですが、料金相場は10~20万円と高めです。
セラミック治療の素材ごとの特徴や料金相場を確認していきましょう。

セラミックの種類料金相場
オールセラミック10万円~20万円
e-max5万円~10万円
ジルコニアセラミック10万円~15万円
ハイブリッドセラミック4万円~8万円
メタルボンド8万円~15万円

種類1.オールセラミック

オールセラミックは、金属を含まず完全にセラミックのみでできている素材です。

天然の歯のような仕上がりになるため、見た目に美しい素材となっています。
また、金属を使わない素材であるため金属アレルギーの方にも人気となっています。

透明感と艶に優れており、品質的にも長期間使用が可能です。

ただし、素材が高価な分、治療費用も高額となっています。

種類2.e-max

e-maxは、ニッケイ酸リチウムという成分を主に含んでいるセラミック素材です。

審美性や耐久面に優れているほか、料金面も安く抑えられます。

オールセラミックと同等の耐久性であり、料金が安い点で人気の素材です。

種類3.ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックは、二酸化ジルコニウムという成分を含んだ素材です。

ジルコニアは「人工ダイヤモンド」と呼ばれるほど透明感のある素材です。

強度が高く、奥歯の被せ物に使用されるケースが多いです。

種類4.メタルボンド

メタルボンドは、金属のフレームにセラミックを焼き付けた素材です。

金属を使用しているため、耐久性が高い特徴があります。

ただし、金属であるため、アレルギーのある人には不向きです。

種類5.ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、金属のフレームにレジンというプラスチック素材を練りこんだ素材です。

柔らかい素材ですが、耐久性は他の素材と比べるとやや劣ります。
また、金属を使っているため金属アレルギーの人は避けたほうがいいでしょう。

CAD/CAM冠

セラミック治療以外に被せ物で治療をする方法として、CAD/CAM冠を使うという方法があります。

CAD/CAM冠は保険適用対象となるため、自己負担を軽くしてリーズナブルな価格で虫歯治療が可能です。

ただし、CAD/CAM冠は取り入れているクリニックが限られているので、事前に確認しておきましょう。

セラミック治療で虫歯予防をしよう!

セラミック治療は虫歯になりづらい治療方法として人気です。

セラミックという素材は丈夫で長持ちする素材でできています。
銀歯治療と比べて審美性に優れており、見た目にも美しい歯の仕上がりになります。

ただし、セラミック治療は保険の適用対象とならないため、自己負担が重くなる点に注意してください。
治療費の料金相場はセラミックの素材によって異なり、安いものであれば数万円から利用できます。

お近くのクリニックでセラミック治療をして、虫歯になりづらい歯を手に入れてください。

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