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女性の過敏性腸症候群(過敏性大腸炎 略称;IBS)の特徴と症状改善の方法を解説

過敏性腸症候群(IBS)の便秘型は、圧倒的に女性に多く見られる症状です。そもそも女性はホルモンのバランスで便秘の傾向にあります。ホルモンが体に水分を貯める作用によって大腸の水分が不足したり、大腸の蠕動運動を抑制する作用によって便秘になりやすいからです。

また一般的に女性は、男性に比べて便を押し出す力にもなっている腹筋が弱いため、どうしても便秘になりがちです。ダイエットによる食事制限などにより、スムーズな排便と良好な腸内環境に欠かせない食物繊維や水分不足によって便が硬くなってしまうこともあります。

下痢型の女性は、ストレスを感じると急激に腹痛を伴う下痢をもよおすなどQOL(生活の質)にも影響があり、うつなどの二次的な疾患にも注意が必要です。

このページでは、特に女性が過敏性大腸炎に対して実施できる改善方法に関してまとめております。

過敏性腸症候群(IBS)の原因とは

そもそも過敏性腸症候群(IBS)はなぜ発症するのでしょうか? 過敏性腸症候群とは大腸の運動および分泌機能の異常で起こる病気の総称です。

過敏性腸症候群を引き起こす原因もいまだ明確ではありませんが、大きく分けて2つの原因が考えられています。一つは、自律神経のバランスが乱れた結果、不安や緊張といったストレスが自律神経を介して腸の異常な運動を引き起こしているというもの。

もう一つの原因として考えられているのが神経伝達物質「セロトニン」の影響です。精神の安定に関わるため幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンは約90%が腸内で作られますが、腸内フローラのバランス崩壊により産生不足、あるいは産生過多が起こると自律神経に影響を与えます。

ストレスによって腸のセロトニンが分泌されると腸内のセロトニン受容体と結合し蠕動運動に異常が発生。それにより腸の不快感、腹痛、下痢などを引き起こすとされています。

しかしながら過敏性腸症候群は病院で血液検査や内視鏡検査をしても、腸管には腫瘍や潰瘍といった異常がみつからないため、診断が難しい病気です。

腸と脳は「腸脳相関」と言われるほど密接な関わりがあり、そのシグナルが自律神経の乱れによりうまく伝達できないと腸と意識に乖離が生じてしまいます。 一時的なストレスにより発症することから神経症、うつ病の一つと考えられることもあります。さらに胃腸の身体的症状のみならず、めまいや頭痛、同期、肩こりなどを伴う自律神経失調症や睡眠障害、不安、気分の落ち込みによるうつ病、イライラといった精神状態が現れることもあります。

過敏性腸症候群(IBS)の4つのタイプ

過敏性腸症候群(過敏性大腸炎)は便の形状から、便秘型、下痢型、混合型(便秘と下痢を交互に繰り返す)、分類不能型の4タイプに分類されます。

下痢型

男性に多く、少しでもストレスを感じると下痢を引き起こします。腹痛を伴うことが多く、便に粘液が混ざることもあります。

便秘型

女性に多く、ストレスにより便秘が続きます。硬い便やコロコロ便が多いです。

混合型

腹痛及び腹部の違和感、下痢と便秘が複数日間隔で交互に現れます(交代性便通異常)。

分類不能型

上記いずれにも当てはまりませんが、便の形などで判断します。

また、ガス漏れの症状もあり、自分でコントロールがきかずガス(おなら)が漏れ続けたり、背後に人が立つとかならずガスが漏れてしまうという患者さんもまれに見られます。

過敏性腸症候群(IBS)で女性が気をつけたいこと

過敏性腸症候群(IBS)にかかってしまったとき、女性が気をつけたいことをいくつかまとめてみました。

ストレスを発散する

趣味やスポーツなどで気分転換をはかることはストレスマネジメントの効果が高く、特に体を動かすことは心身に好影響をもたらします。女性のみなさんはストレッチやウォーキングなどを生活に無理なく取り入れてみましょう。また、没頭できる趣味も、リフレッシュに繋がり女性の過敏性腸症候群の改善に役立ちます。

冷えに注意する

女性にとって冷えは大敵です。過敏性腸症候群(IBS)に罹患している時は、お腹を冷やすと便秘や下痢の症状が起こりやすくなりますので、注意が必要です。日常でも冷えが気になる女性は、季節に関係なくひざかけや靴下を使ったり、クーラーの直風にあたらないようにするなど気を配りましょう。また、寝る前に40前後の熱すぎないお風呂にゆっくり浸かることも、冷えを解消し、睡眠の質を高めるのに効果的です。

便秘予防を心がける

過敏性腸症候群(IBS)の症状はすべて腸管の運動機能に異常がある状態です。便秘予防には腸管の働きがスムーズになることがカギとなります。まず、食事と排便は当然のことながら密接な関わりがありますから、食事の内容はもちろん、食事の時間帯などリズムも大切にしましょう。食事はなるべく規則的に。量は少なすぎても排便のリズムを狂わせる原因になりますので、栄養のバランスを考え、きちんと3食とるようにします。また、食物繊維を腸の蠕動運動を助けるのに役立ちますので、女性は1日20gを目標に水溶性と不溶性の2種類からしっかりと摂取しましょう。

・水溶性食物繊維

りんご、こんにゃく、こんぶ、大麦などからとれます。便の余分な水分を吸収して下痢を予防します。

・不溶性食物繊維

豆類、穀類、ごぼう、きくいもなどからとれます。便のカサをまして排便を促します。

リラックスする時間を設ける

1日の間で特に寝る前などが理想ですが、リラックスできる時間を作りましょう。アロマオイル(精油)を使ってマッサージしたり、アロマの香りを楽しんだり、やさしい音楽を流すなど、ちょっとした工夫で贅沢なリラックスタイムを設けることができます。

高い治癒率を実現している過敏性腸症候群(IBS)最新の治療法とは

近年の研究により、過敏性腸症候群( IBS)原因として腸内フローラの乱れや歯の金属によるアレルギー、及び発生するガルバニック電流などの影響が大きいことも分かってきました。過敏性腸症候群の方の腸内フローラは腸の健康を保つために必要な乳酸菌が殆ど存在しないケースも多く見られます。

人によって、症状へ向かう引き金は様々ですが、まず言えることは腸脳相関が悪循環に陥ってしまっていること。それは腸内環境の悪化や金属アレルギー等の影響により自律神経が乱れることが原因です。それはまたストレス耐性を著しく低下させることに繋がり、うつや不安症の発症のもととなります。

現在、高い治癒率で注目を集めているのが、腸内フローラ治療です。腸内フローラ検査により、腸内細菌叢(腸内フローラ)の構成をチェックしたうえで適切な乳酸菌マッチングが行われます。

さらに、自律神経に悪影響を与えるため実は症状の原因となっているケースが多い口腔内の金属による影響。口腔内の金属をチェックし、口腔内からの治療を試みることも改善への一歩です。

一般の診療で行われる血液検査や内視鏡検査では一人の体に1200種類、100兆個も存在すると言われる腸内フローラの状態を確認することはできません。腸内フローラ検査ができるクリニックでチェックを受け、腸内にどのような菌がどのくらい生息し、それが体調や腸の症状にどんな影響を与えているかを詳細に知ることこそ、改善率の高い治療へと繋がります。

また、口腔内の金属についても、自律神経に悪影響を与える金属アレルギーやガルバニー電流についてチェックし改善へと繋げることも重要です。

当クリニックの総合的診療

過敏性腸症候群(IBS)はいまだ患者さんが納得できる治癒を実現するのが難しい病気の一つです。しかしながら当クリニックではいち早く腸内フローラからの改善による治療を開始し、多数の治療実績をあげております。

まずは過敏性腸症候群の根本原因を調べる初回カウンセリングをお受けください。これまで諦めていた症状を改善して、QOL(生活の質)の高い毎日を送りませんか?

監修:長岡 美妃

現代医療に携わりながら病の根本原因、医療本来の在り方、さらに真の社会の在り方、女性の生き方を追求している医師。 東京女子医大消化器外科センターにて癌の外科治療に従事。

その後、福岡の秋本病院にて緩和ケアセンター長として多数の方の精神的苦痛を和らげてきた経験をもつ。 内視鏡の技術にも定評がある上、コミュニケーション能力が非常に高く、患者様からの信頼がとても厚い。 著書:『「真の」医療者をめざして』 他

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