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過敏性腸症候群で血便(下血)は出ない?血便の原因と考えられる病気を紹介!

便に血が混ざっている、真っ黒な便、あるいは排便時の出血など、血便は何らかの不調のサインと言えます。その原因は実にさまざまで、切れ痔などによる肛門付近での出血もあれば、潰瘍性大腸炎やクローン病、大腸ガンなど器質的疾患による出血も考えられます。

近年、若い世代を中心に罹患者の多い過敏性腸症候群 (IBS)は器質的異常がみられる疾患ではないため、症状に血便は伴いません。

このページでは血便の原因と考えられる病気をご紹介します。

血便の原因とは

便にまじっているのがたとえ鮮血であっても痔の可能性もあれば、ポリープや腫瘍性の大腸疾患なども可能性もあり、一概に判断できるものではありません。何れにしても出血が起きている場合は、速やかに病院で検査を受ける必要があります。

血便(下血)の原因と考えられる主な病気

潰瘍性大腸炎

大腸の粘膜に潰瘍やびらんができる炎症性疾患で、難病指定の病気です。自己免疫反応の異常や遺伝的因子も指摘されていますが、いまだはっきりとした原因は不明です。腹痛と共にケチャップのような下血を伴う下痢がよくみられます。

大腸ポリープ

粘膜から突出する隆起性の病変の総称です。腺腫、悪性リンパ腫、あるいは潰瘍性大腸炎のような炎症性疾患と共にみられるものもあります。無症状でも血便を伴うケースも。

クローン病

主として若年層に多くみられる疾患です。大腸、及び小腸を中心に、消化管のあらゆる部位の粘膜に炎症、または潰瘍を引き起こします。免疫異常や腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランス崩壊などが原因と考えられますが、いまだはっきりしたものではありません。発熱や貧血、腹痛、下痢などが症状としてみられ、血便(下血)を伴う場合もあります。

感染性大腸炎(O157など)

血便を伴う場合は細菌性腸炎である場合が多く、発熱、下痢、嘔吐など急性の胃腸炎症状がみられます。

排便時の下血で鮮血の場合は痔による肛門や直腸からの出血のケースが多いです。しかしながら、痔が持病である場合、消化管等の器質的異変が原因の出血を見落とすリスクがあるため、血便に少しでも異常をみたら病院で検査を受けるようにしましょう。

大腸ガン

直腸ガンと結腸ガンがあります。脂肪の消化の際に分泌される物質に発がん性があり、大腸ガンの原因となると考えられています。肛門出血をみて検査の結果見つかるケースも多く血便や便秘、下痢等の排便異常を伴う病気の一つと言えます。

上部消化管出血

上部消化管とは食道・胃・十二指腸を指し、それらの消化管から出血する症状です。黒色便、血便、また吐血を伴うこともあります。

虚血性大腸炎

大腸の循環障害により粘膜に潰瘍や壊死を引き起こす疾患です。血便をみての検査により発見されるケースも多く、発熱はほとんどありませんが、腹痛、下痢、血便の症状がある場合、罹患している可能性もあります。

胃・十二指腸潰瘍

胃液の強い酸の刺激により、胃液が胃や十二指腸を溶かしてしまう疾患で、自覚症状としてみぞおちの痛みが挙げられます。下血はタール便と呼ばれる黒い便が出るケースが多いです。

大腸憩室症

大腸壁に袋状の凹み(憩室)ができ、無症状の場合が多いものの、痛みを伴わない血便などで発覚します。腸管内圧が上昇することで形成されますが、先天性が原因であることもあれば、食物繊維の摂取不足など後天性が原因と考えられるケースもあります。

血便(下血)を伴わない慢性的な下痢や便秘について

慢性的に腹痛を伴う下痢や便秘、あるいは下痢と便秘が交互にくる症状があるのに、血便は見られずなかなか病名も特定できない場合、それは過敏性腸症候群(IBS)の可能性があります。

10代〜30代と若年層を中心に増加している過敏性腸症候群(IBS)はストレスと深い関係があるため、特に先進国での罹患率が高い病気です。自律神経の乱れにより症状があらわれますが、腸管には腫瘍や潰瘍といった器質的な異常が認められないため、診断が難しい病気の一つと言えます。

過敏性腸症候群を引き起こす原因は、大きく分けて2つと考えられています。

一つは、自律神経のバランスが乱れた結果、不安や緊張といったストレスが自律神経や液性因子(ホルモン、サイトカインなど)を介して腸の異常な蠕動運動を引き起こしているというもの。

腸と脳は「腸脳相関」と言われるほど密接な関わりがあり、自律神経やホルモン、サイトカインを介し、伝達しあっているため過度の緊張やプレッシャー、ストレスなどが引き金となり、症状が引き起こされます。

もう一つが神経伝達物質「セロトニン」の影響です。精神の安定に関わるため幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンは約90%が腸内で作られますが、腸内フローラのバランス崩壊により産生過多が起こると自律神経に影響を与えます。

ストレスによって腸のセロトニンが過剰に分泌されると腸内のセロトニン受容体と結合し蠕動運動に異常が発生。それにより腸の不快感、腹痛、下痢などを引き起こされると考えられています。

圧倒的な改善を実現している過敏性腸症候群(IBS)の最新の治療法とは

近年の研究により、過敏性腸症候群(IBS)原因として腸内フローラの乱れや歯の金属によるアレルギー、及び発生するガルバニック電流などの影響が大きいことも分かってきました。

過敏性腸症候群の方の腸内フローラは腸の健康を保つために必要な乳酸菌が殆ど存在しないケースも多く見られます。人によって、症状へ向かう引き金は様々ですが、まず言えることは腸脳相関が悪循環に陥ってしまっていること。

それは腸内環境の悪化や金属アレルギー等の影響により自律神経が乱れることが原因です。それはまたストレス耐性を著しく低下させることに繋がり、うつや不安症の発症のもととなります。

現在、高い治癒率で注目を集めている治療法が、腸内フローラマッチングです。腸内フローラ検査により、腸内細菌叢(腸内フローラ)の構成をチェックしたうえで適切な乳酸菌マッチングが行われます。

さらに、自律神経に悪影響を与えるため実は症状の原因となっているケースが多い口腔内の金属による影響。口腔内の金属をチェックし、口腔内からの治療を試みることも改善への一歩です。

一般の診療で行われる血液検査や内視鏡検査では一人の体に1200種類、100兆個も存在すると言われる腸内フローラの状態を確認することはできません。

腸内フローラ検査ができるクリニックでチェックを受け、腸内にどのような菌がどのくらい生息し、それが体調や腸の症状にどんな影響を与えているかを詳細に知ることこそ、改善率の高い治療へと繋がります。

また、口腔内の金属についても、自律神経に悪影響を与える金属アレルギーやガルバニー電流についてチェックし改善へと繋げることも重要です。

当クリニックの総合的診療

過敏性腸症候群(IBS)はいまだ患者さんが納得できる治癒を実現するのが難しい病気の一つです。しかしながら当クリニックではいち早く腸内フローラからの改善による治療を開始し、多数の治療実績をあげております。

まずは過敏性腸症候群の根本原因を調べる初回カウンセリングをお受けください。これまで諦めていた症状を改善して、QOL(生活の質)の高い毎日を送りませんか?

監修:長岡 美妃

現代医療に携わりながら病の根本原因、医療本来の在り方、さらに真の社会の在り方、女性の生き方を追求している医師。 東京女子医大消化器外科センターにて癌の外科治療に従事。

その後、福岡の秋本病院にて緩和ケアセンター長として多数の方の精神的苦痛を和らげてきた経験をもつ。 内視鏡の技術にも定評がある上、コミュニケーション能力が非常に高く、患者様からの信頼がとても厚い。 著書:『「真の」医療者をめざして』 他

高輪クリニックの医科診療の特徴