潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎の検査を希望している方の為にこのページを記載しています。当クリニックは東京都を拠点としたクリニックですが、関東以外の方もオンライン診療が可能ですのでお気軽にお問い合わせ下さい。

潰瘍性大腸炎は炎症性腸疾患のひとつで、大腸の粘膜に炎症が起きることにより、びらんや潰瘍ができる原因不明の慢性の病気です。主な症状としては、下痢や血便、腹痛、発熱、貧血などがあります。また、さまざまな合併症が発現することがあります。

潰瘍性大腸炎の症状

下痢や血便が認められ、腹痛を伴うこともあります。重症になると発熱、体重減少、貧血などの全身の症状が起こります。

タイプ

肛門に近い直腸から徐々に大腸全体に広がっていくケースが一般的であり、炎症が広がる範囲によって大きく3タイプに分類されます。

  • 直腸炎型…炎症が直腸部分のみに見られるタイプ。
  • 左側大腸炎型…炎症が大腸の左側部分にのみに見られ、脾彎曲部(ひわんきょくぶ)を超えていないタイプ。
  • 全大腸炎型…炎症が脾彎曲部(ひわんきょくぶ)を超えて大腸全体に広がっているタイプ。

合併症

激しい炎症が続いたり、炎症が腸管壁の深くまで進行すると、腸にさまざまな合併症(腸管合併症)が起こることがあります。そのほか、腸以外の全身に合併症(腸管外合併症)が起こることもあります。

腸管合併症としては、大量出血、狭窄<きょうさく>(腸管の内腔が狭くなること)、穿孔<せんこう>(腸に穴があくこと)などがあります。また中毒性巨大結腸症といって、強い炎症のために腸管の運動が低下し、腸内にガスや毒素が溜まって大腸が膨張し、全身に発熱や頻脈などの中毒症状が現れることがあります。多くの場合は緊急手術を必要とします。また、長い期間が経過した潰瘍性大腸炎では、炎症が続いたことによりがん化するリスクが高くなると言われています。腸管外の合併症としては、関節、皮膚や眼の病変などがあります。そのほかにも、アフタ性口内炎、肝胆道系障害、結節性紅斑などがみられることがあります。

潰瘍性大腸炎の予後

潰瘍性大腸炎は、寛解(症状が落ち着いている状態)と再燃(症状が悪化している状態)を繰り返しながら慢性の経過をたどります。発病後長期経過すると大腸がんを発症するリスクが高まることが知られています。特に10年以上経過した全大腸炎型に発がんリスクが高いことが知られており、定期的な内視鏡検査によって早期発見することが重要になります。直腸炎型の発がんリスクは一般人口とほぼ同じです。

潰瘍性大腸炎になる原因とは?

潰瘍性大腸炎は自己免疫疾患ですが、そのきっかけとなる原因は明確ではありません。ストレスやライフスタイルの乱れ、腸内環境の悪化、遺伝的要素などの影響とは考えられています。

そもそも大腸内に炎症が起きるのは、免疫が体にとって有害なウイルスなどの病原体や壊死した細胞を排除しようとする反応が起こるためです。しかしながら、過剰な反応によって、本来なら必要である腸内の常在菌や正常な細胞までも排除してしまうために症状があらわれます。

潰瘍性大腸炎は複合的な原因によって、大腸内の異常な免疫反応が引き起こされる病気と言えます。よって原因を突き止めて治療を進める際は、医師の診療を受けることを推奨しています。

高輪クリニックでの検査と治療

潰瘍性大腸炎の根本的原因が腸内環境、口腔内環境に認められることがあり、分野横断的に全身の検査を行います。

基本検査と治療