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ブリッジ?インプラント?20代で歯を失った際に選ぶべき処置方法

両手にハテナマークを持つ女性

虫歯や歯周病、不慮の事故などで歯を失ってしまい、ブリッジやインプラントなど、どの治療にしようか迷っている方が多いのではないでしょうか。それぞれの治療にはメリット・デメリットがあり、どの治療が自分に向いているのかよく比較することが大切です。よくわからないまま決めてしまうと、数年後に後悔してしまうかもしれません。

そこで今回は、20代で歯を失ってしまった際に選ぶべき治療法について解説します。ブリッジ・インプラントの特徴を比較しているので、治療法でお悩みの方はぜひ参考にしてください。

気になるブリッジの情報を総ざらい

ブリッジの歯の模型

複数の治療法のなかから自分に合ったものを選択するには、治療方法についてよく把握しておくことが大切です。とくにブリッジは保険適用できることから、多くの方が候補に挙げているのではないでしょうか。

ここでは、ブリッジの治療期間や費用、耐用年数、審美性について解説します。ブリッジを検討している方はぜひ参考にしてください。

ブリッジの審美性

ブリッジは保険適用のものと、自由診療のものがあり、それぞれ審美性の高さが異なります。保険適用で作製するものは使用する素材が金属のため、部位によっては大きく目立ってしまうことがあります。一方の自由診療では、金属製であっても目立ちにくいものや素材から選択することができます。自由診療であれば、自分の歯の色味にあわせて被せ物を作製するため、審美性は非常に高いといえるでしょう。

ブリッジの治療期間

ブリッジは比較的治療期間が短い治療で、口内の状態によって異なりますが1~2ヶ月ほどで完了します。しかし、ブリッジは他の歯も削って被せ物を作製する治療のため、色味や形などにもこだわり慎重に進めていくことで、自分の歯によく馴染むものができあがってきます。また、ブリッジ治療をする以外の部分も治療が必要であれば、その分治療期間が伸びてしまいます。

ブリッジの耐用年数

ブリッジを入れた後も定期的にメンテナンスを受け、口内環境が良好であれば7~8年ほど持つといわれています。ブリッジは経年劣化の影響を受けやすいため、メンテナンスや日ごろのケアを怠っていると土台の歯が虫歯や歯周病にかかりやすい治療です。噛み合わせなどによっても寿命は大きく左右されるため、少しでも長く保つためには定期的なメンテナンスを受けるようにしましょう。

ブリッジの費用

ブリッジは保険適用であれば1本1~2万円ほどで作製できます。全国どこの医院でも同じ費用で受けられます。一方の自由診療では、素材によって費用が異なり1本5~15万円ほどかかります。また、自由診療の場合は、地域や医院の方針によって費用に大きな差が出るケースが少なくありません。

気になるインプラントの情報を総ざらい

インプラントの透明な模型

機能性・審美性に優れたインプラント治療ですが、20代であれば周囲にインプラント治療を受けたことのある方が少なく迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。

ここでは、インプラント治療の治療期間や費用、耐用年数、審美性について解説します。インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

インプラントの審美性

インプラントは、顎の骨のなかに人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を取り付けます。見えている部分は審美性の高いセラミックやジルコニアで作製した人工歯のため、自分の歯とよく馴染み大きく目立つことはありません。色味・形をうまく調整して作製すると、近くでよく見てもわからないほどに馴染むため審美面では非常に優れているといえるでしょう。

インプラントの治療期間

インプラントは外科的手術がともなうため、インプラント体と顎の骨が結合するまでに数ヶ月かかり、最終的な人工歯が装着されるまで1年ほどかかります。治療が完了した後も定期的なメンテナンスへ通うため、長期的に通院する必要がある治療といえます。

インプラントの耐用年数

一般的に、定期的なメンテナンスを受け口内環境が良好な状態では10年ほど持つといわれています。セルフケアの徹底などでさらに寿命を伸ばすことも可能でしょう。しかし、インプラントは細菌感染に弱くメンテナンスやケアを怠ると数年で脱落してしまう可能性があります。

インプラントの費用

インプラントは保険適用できないため、基本的に自由診療で行われています。医院によって異なりますが1本30~50万円ほどかかり、骨の厚みや量を増やす骨造成手術などを受ける場合は、さらに費用が追加されます。

ブリッジがおすすめの人

それぞれの治療に特徴やメリット・デメリットがあるため、口内の状況によって適している治療が異なります。

ここでは、ブリッジがおすすめの人の特徴を解説します。

外科手術が苦手な人

インプラントは、歯茎を切開したり顎の骨に穴を開けたりする外科手術がともないます。外科手術に抵抗がある方は、手術が必要ないブリッジが向いています。外科手術はともないませんが、インプラントと同じように固定式でしっかり噛める治療を希望している方にブリッジがおすすめです。

費用を抑えたい人

ブリッジは保険適用か自由診療のどちらかを自分で選択できます。保険適用の治療を受けると、費用をグッと抑えられます。また、将来的に自由診療を検討しているものの、経済的な理由から一次的に保険適用のブリッジを入れておくことも可能です。

治療期間を長引かせたくない人

口内の状況によって異なりますが、ブリッジは1~2ヶ月ほどで治療が完了します。インプラントのように長期にわたる治療を受けられない方は、ブリッジが向いているといえるでしょう。被せ物の作製だけであれば2~3回の来院で装着できるため、前歯など早めに見た目の改善をしたい場合などでも安心です。

インプラントがおすすめの人

歯科医師

インプラントはブリッジと同じ固定式の装置ですが、それぞれ向いている方が大きく異なります。

ここでは、インプラントがおすすめの人の特徴を解説します。

健康な歯を削りたくない人

インプラントは、周囲の歯に頼らない独立した治療が可能です。ブリッジのように、両隣の歯を大きく削って支えにすることはありません。残されている歯の健康を守りながら欠損部分を補いたい方におすすめの治療法といえるでしょう。

歯全体の寿命を気にしている人

ブリッジのように健康な歯を削ってしまうと、虫歯や歯周病にかかりやすく、歯の寿命が短くなってしまうデメリットがあります。インプラントでは顎の骨を支えにして人工歯を装着するため、他の歯の寿命を短くしてしまうことはありません。全体的に健康な状態で長く保ちたいと考えている方は、インプラントがおすすめです。

再治療やメンテナンスを簡単にしたい人

人工歯が欠けたり脱落したりした場合でも、インプラントであれば人工歯の部分のみ再製して対応することができます。ブリッジでは被せ物を全体的にやり替える必要があるため、大がかりな治療となることがあるでしょう。また、隣の歯とつながっていないインプラントはこれまでと同じようにデンタルフロスなどを使用して簡単にセルフケアを行えます。

まとめ

20代に向いている治療として、ブリッジとインプラントを比較しました。20代では歯を失った経験のある方が周囲にあまりいないことから、治療法について相談できる相手がいないケースが少なくありません。迷った場合は、歯科医院を受診して気軽に相談してみましょう。

高輪クリニックグループでは、歯科と医科のつながりを大切にした医療を提供しています。口内だけでなく、身体の全体を考慮した治療計画や、安心・安全・自然をモットーに自然薬の処方などを行っています。口内のトラブルでお悩みの方、信頼できる歯医者をお探しの方は、高輪クリニックへお気軽にご相談くださいませ。